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   1 日時: 2012年7月12日(木)13:00-
   2 場所: 柏・高橋部屋
   3 参加者(敬称略): 高橋、山元、関口、道村(EVO)、我妻、阿久津
   4 ※本議事メモは我妻氏がとったものを加筆編集したもの
   5 議題: 光てこの実施体制と実施項目について
   6 内容: 我妻くんより、本人作成資料にもとづき今後の実施項目の説明があり、それにもとづき議論を行った。
   7 そのほか、阿久津より、実施体制の確認。→確認了承。
   8 
   9 1. 光てこ体制
  10 全体統括(スケジュール管理、予算確保等): AOSチーフ(阿久津) 
  11 管轄(実際に実施するサブグループ):VIS(チーフ:高橋さん)
  12 Engineering and Test作業者: 我妻くん
  13 
  14 2. 実際の実施項目について
  15 実施計画については我妻君資料参照のこと。
  16 おおまかには、本年12月末までに台座も含めたプロトタイプ(short range版。iKAGRAから必須のもの)
  17 を設計製作し、
  18 動作、性能、寿命のテストを行う予定。大量発注は来年度とする。
  19 またlong range版(bKAGRAのITMとETM用のもの)についてはshort range版を拡張改良するすることで開発コストの削減をはかるものとする。
  20 (クライオ部分が特殊なのと、距離が長いのでテレスコープ等も変える必要があるため)
  21 
  22 ■設計に関して
  23 光てこは大まかにわけて
  24 (1) 光源+コリメータ(ランチングテレスコープ) (2) QPD (3)台座
  25 の部品よりなる。
  26 光てこは最終的には全体で30ユニット以上程度の個数が必要である。
  27 
  28 (1) 光源+コリメータ
  29 光源は原則1つの場所に1台とする。
  30 波長は、調整しやすさを考慮し、可視光とする。寿命やジッターなどに注意して選ぶ。色はとくに問わない。
  31 方式はSLDのファイバーカップルを基本方針とする。
  32 ファイバー方式にすることで、1つの光源から分割していくつかまとめて配布できるようするオプションを残す。
  33 また、コリメータのアラインメントも比較的設定しやすくなると思われる。
  34 SLDである必要性については、たしかLDだと寿命がもたないというものが理由であったが、これを明示した文献は?
  35 強度雑音がひどい場合は強度安定化が必要。
  36 ケーススタディとして道村文献参照。光源5mW、強度雑音がRIN:1e-7程度である場合についての計算になっている。
  37 これが満たせれば、要求値よりは2,3桁余裕のある設計となる。
  38 ※どこまで高い周波数まで光てこで見られるか、が強度雑音やショットノイズできまり、たとばこのRINだと1~2Hzとのころでノイズに埋もれる。
  39 コリメータについては上記の事情によりファイバーカップル。QPD上で必要なスポットサイズから、コリメータに必要な性能を決める。
  40 
  41 (2) QPD
  42 QPD上での線形領域を最大にするビームスポット径にする
  43 QPDの口径は20mmでほぼOK(?)
  44 QPDの可動域(これはQPD自体を載せた台のこと)は1cmくらい
  45 
  46 (3) 台座(パイロン)
  47 ・台座の高さの種類は、iKAGRAのBS以外はほぼ同じ(高さ50cm程度?)でよさそうだが、
  48 BSについては別途必要。これは光てこのパスが異なるため。
  49 また、suspended optical bench用やその他のIOO用の光てこについても
  50 それぞれsuitableな高さの台座が必要。
  51 ・上述のとおりBSの光の取り回しに注意(BSだけ水平に光てこを配置する)BS用の1.2mのパイロンのテストはTAMAで出来る(光軸高さが同じ)可能性がある。
  52 ・パイロンの設計は、業者に依頼するなどで作業の効率化をはかる。
  53 
  54 (4) その他
  55 光てこの光線折り返しの反射鏡の固定方法をどうするか?
  56 反射鏡はタイプBの脚部フレームに付けることになりそう(それがある意味その辺で一番rigidな「台座」であると思われるため。)
  57 
  58 ■今年度実施のテストに関して
  59 ・強度雑音、ショットノイズ、コリメータ特性の測定は光学定盤上で行う(空気中)
  60 ・来年度予定のlong range OpLevのテストをTAMAでやるとして(基線長30mくらい)、
  61 その方法は?今とのところ、300mパイプの途中で真空ダクトを切ってフタをしてSAS等の実験がされる予定らしく、
  62 そのときにoplevのテストも一緒にやるか?その30mの測定のために、特注の真空窓(フランジ)を作る必要があるか?
  63 ・ドリフト量の測定方法は?地面振動を同じ状態にするために神岡で測定するのも一案
  64 ・風防は必要(TAMAでの経験による)
  65 
  66 ■その他
  67 予算の費目はAOSとする。
  68 AOS-blogを活用する(コメント: 記録に残すために是非おねがいしますby 阿久津)
  69 
  70 ■A/I
  71 ・ビューポートの荒さによる影響についてまとめたものを文献として残す(高橋)
  72 ・(ほとんどVISの項目だが前回の打ち合わせA/Iに載っていたので)OpLevやローカルセンサー込みの懸架系の剛体モデルを構築すること(担当TBD)Simulinkとか使う?

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