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議事録110511について、ここに記述してください。 ---

 .・日時: 2011年5月11日(水) 13:30-16:30
 .・出席: 高橋、黒田、山元、川村、大橋、安東、三代木、宗宮、
           . 内山、鈴木、廣瀬、関口、榊原、中谷、我妻、山本、 麻生、宮川
 .・議題: LCGT建設計画について
 .・決定事項:
 . iLCGT時にエンドテストマスの位置を5m程度手前に設置する
 . プランについて、今のところ致命的な問題は見当たらない。
 . --> 従来のプランと定量的に比較検討を進める.
 .・A/I: 防振系を中心とした開発・建設計画プランについて、
          . 2つの案の定量的な比較を取りまとめる(高橋氏中心に)。

          .次回は5/31-3辺りに開催.

 .・資料: 下記のwikiページ
           . http://gw.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/LCGT/Meeting/RoadMap
--

・議論の詳細:

 . 資料について説明(安東・高橋)
  . コスト 常温真空槽 3200万円/台 Type-B防振系 1700万円/台 防振系設置・調整にかかる期間 2か月/台
   . --> 2チーム同時作業で 6か月/7台
 その後、参加各氏の意見交換
 宮川:フロント部の常温->低温取り換えはどういう計画か?
  . ->常温部防振系撤去とクライオスタット設置はいずれに
   . せよ必要. 詳細は要検討 (安東)
   . 干渉計は一度コミッショニングを開始したらできるだけ
    . dead timeは小さくしたい.
   .MC用のType-Cの開発計画は?
 宗宮: エンドだけ冷却した半低温でのIRを一応評価 -> 184Mpc.
     . Type-A防振系にどの程度自信があるかがポイントだろう.
     . 重要なのでお金がかかったとしても、かけるべき.
 麻生: 新プランにポジティブ.
  . これまでのいプランでは実現可能とは思えなかったが、
  . これなら可能性がありあそう.
 我妻: 新プランに賛成.
  . Type-Cを使用するのはどうか?
 山元: Front部の取り換え計画はどうかという、宮川氏と同じ疑問.
  . Data解析に対して海外との共同解析の経験を積む観点も重要.
 関口: 予算的な面で、確認.
 廣瀬: Type-Aの技術的な成熟度と今回の判断との関係についての質問.
  . VIRGOインストール時の苦労について、資料はあるか?
   . -> 内部ドキュメントとしてある (高橋)
 黒田: 低温ペイロードの実機試験ができるという点で賛成.
  . 経費・マンパワーについての検討は必要だろう.
 川村: 定量的な比較検討をした上で判断すべき.
 山本: 新プランに賛成.
  . 常温干渉計を稼働させ、デモンストレーションすることが大事.
  . VIRGOなどの失敗の経験は、実際に経験した人を取り込まない
   . 限り資料だけで生かせるかは疑問.
  . アクチュエータの仕様などは、予め決めておくべき. 実機で見て
   . から設計変更している時間は無い.
 中谷: 新プランに期待している.
  . これまでのプランでは破綻の懸念があったが、光が見える.
  . リスクに対する想像力を持ち、知恵を集めて良いプランにして欲しい.
 三代木: 定量的な比較評価が必要. Type-A,Bが技術的に同じという点など.
  . 低温ペイロードとの接続手順はどうするのか考えるべし.
 大橋: 基本的に新プランに賛成.
  . Type-A真空槽(クライオスタット)+ Type-B防振系という組み合 わせは可能か?
   . -> 防振系土台構造が全く違うので、周囲にやぐらを組むなど
    . しなくてはならず、かなり大変 (高橋)
   . クライオスタット実証機試験用の別室を拡張してType-Aを組む
    . 可能性もあるかも.
 鈴木(頂いたメールの要約):
  . 費用面では可能だろう.
  . SAS-Aを備えた両エンドのクライオスタットを実証実験で使えれば、
  . 冷却のみでなく行える事の幅は当然広がるので、望ましい方向.
  . 実験を実行する人員は問題. 別室に実証機を置く案ではダクトシールド
  . の長さを十分に取れな い事とSAS無しが弱点だった.この2点は解消され
  . るので、これまで よりすぐれた案と思う.

 . リカルド(メールでのやり取りの要約, 今日, 紹介を忘れていました):
  . 暫定的なType-Bを製作するコスト・手間の面から反対.
  .低温に進むには時間がかかるだろうから、観測データを得るために
  .最初から良い性能を持ったType-Aを導入する方が良い.
  .低温開発には別の試験施設が必要.
  . (安東注: 常温Type-B防振系は最終的な低温Type-Aより防振性能が良い)

誤解があるといけないので、一応下記が原文.
 .--- リカルドの意見 ---
 .Dear Masaki,
 .I told you that my point of view is not opposed to yours, it is only different.
 .I read your note, and the only thing that I disagree with is precisely the idea
 .to make a temporary setup with type-B chains. I expect that we will need long
 .development before we can implement the cryogenics into LCGT, which requires a
 .separate test facility. Therefore, in my opinion, in order to generate useful
 .GW data, we need to spend more effort into building a strong warm LCGT, with
 .full seismic isolation from day one. In this framework temporarily using type-B
 .chains for the test masses seems to me a waste of money, manpower, and time,
 .and we should avoid that step. If you drop the idea of type-B chains for the
 .test masses, we fully agree. I will be happy to further discuss with you in Elba.
 .Riccardo
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---

  • ・日時: 2011年5月11日(水) 13:30-16:30
  • ・出席: 高橋、黒田、山元、川村、大橋、安東、三代木、宗宮、
    • 内山、鈴木、廣瀬、関口、榊原、中谷、我妻、山本、 麻生、宮川
  • ・議題: LCGT建設計画について
  • ・決定事項:
  • iLCGT時にエンドテストマスの位置を5m程度手前に設置する
  • プランについて、今のところ致命的な問題は見当たらない。
  • --> 従来のプランと定量的に比較検討を進める.

  • ・A/I: 防振系を中心とした開発・建設計画プランについて、
    • 2つの案の定量的な比較を取りまとめる(高橋氏中心に)。
    • 次回は5/31-3辺りに開催.
  • ・資料: 下記のwikiページ

--

・議論の詳細:

  • 資料について説明(安東・高橋)
    • コスト 常温真空槽 3200万円/台 Type-B防振系 1700万円/台 防振系設置・調整にかかる期間 2か月/台
      • --> 2チーム同時作業で 6か月/7台

    その後、参加各氏の意見交換

    宮川:フロント部の常温->低温取り換えはどういう計画か?

    • ->常温部防振系撤去とクライオスタット設置はいずれに

      • せよ必要. 詳細は要検討 (安東)
      • 干渉計は一度コミッショニングを開始したらできるだけ
        • dead timeは小さくしたい.
      • MC用のType-Cの開発計画は?

    宗宮: エンドだけ冷却した半低温でのIRを一応評価 -> 184Mpc.

    • Type-A防振系にどの程度自信があるかがポイントだろう.
    • 重要なのでお金がかかったとしても、かけるべき.
    麻生: 新プランにポジティブ.
    • これまでのいプランでは実現可能とは思えなかったが、
    • これなら可能性がありあそう.
    我妻: 新プランに賛成.
    • Type-Cを使用するのはどうか?
    山元: Front部の取り換え計画はどうかという、宮川氏と同じ疑問.
    • Data解析に対して海外との共同解析の経験を積む観点も重要.
    関口: 予算的な面で、確認. 廣瀬: Type-Aの技術的な成熟度と今回の判断との関係についての質問.
    • VIRGOインストール時の苦労について、資料はあるか?
      • -> 内部ドキュメントとしてある (高橋)

    黒田: 低温ペイロードの実機試験ができるという点で賛成.
    • 経費・マンパワーについての検討は必要だろう.
    川村: 定量的な比較検討をした上で判断すべき. 山本: 新プランに賛成.
    • 常温干渉計を稼働させ、デモンストレーションすることが大事.
    • VIRGOなどの失敗の経験は、実際に経験した人を取り込まない
      • 限り資料だけで生かせるかは疑問.
    • アクチュエータの仕様などは、予め決めておくべき. 実機で見て
      • から設計変更している時間は無い.
    中谷: 新プランに期待している.
    • これまでのプランでは破綻の懸念があったが、光が見える.
    • リスクに対する想像力を持ち、知恵を集めて良いプランにして欲しい.
    三代木: 定量的な比較評価が必要. Type-A,Bが技術的に同じという点など.
    • 低温ペイロードとの接続手順はどうするのか考えるべし.
    大橋: 基本的に新プランに賛成.
    • Type-A真空槽(クライオスタット)+ Type-B防振系という組み合 わせは可能か?
      • -> 防振系土台構造が全く違うので、周囲にやぐらを組むなど

        • しなくてはならず、かなり大変 (高橋)
      • クライオスタット実証機試験用の別室を拡張してType-Aを組む
        • 可能性もあるかも.
    鈴木(頂いたメールの要約):
    • 費用面では可能だろう.
    • SAS-Aを備えた両エンドのクライオスタットを実証実験で使えれば、
    • 冷却のみでなく行える事の幅は当然広がるので、望ましい方向.
    • 実験を実行する人員は問題. 別室に実証機を置く案ではダクトシールド
    • の長さを十分に取れな い事とSAS無しが弱点だった.この2点は解消され
    • るので、これまで よりすぐれた案と思う.
  • リカルド(メールでのやり取りの要約, 今日, 紹介を忘れていました):
    • 暫定的なType-Bを製作するコスト・手間の面から反対.
    • 低温に進むには時間がかかるだろうから、観測データを得るために
    • 最初から良い性能を持ったType-Aを導入する方が良い.
    • 低温開発には別の試験施設が必要.
    • (安東注: 常温Type-B防振系は最終的な低温Type-Aより防振性能が良い)

誤解があるといけないので、一応下記が原文.

  • --- リカルドの意見 ---
  • Dear Masaki,
  • I told you that my point of view is not opposed to yours, it is only different.
  • I read your note, and the only thing that I disagree with is precisely the idea
  • to make a temporary setup with type-B chains. I expect that we will need long
  • development before we can implement the cryogenics into LCGT, which requires a
  • separate test facility. Therefore, in my opinion, in order to generate useful
  • GW data, we need to spend more effort into building a strong warm LCGT, with
  • full seismic isolation from day one. In this framework temporarily using type-B
  • chains for the test masses seems to me a waste of money, manpower, and time,
  • and we should avoid that step. If you drop the idea of type-B chains for the
  • test masses, we fully agree. I will be happy to further discuss with you in Elba.
  • Riccardo


議事録110511 (last edited 2011-05-17 11:52:19 by ANDO Masaki)