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 .ElbaでのDeSalvo氏との議論の様子の報告 (山元).
 .予算超過の可能性があるためトンネル設計変更が必要 (梶田).
   .-> ロードマップの議論に置いてもそれを念頭に置いて進める.
 .2つのプランの定量的な比較資料の説明 (高橋)
 .それに対する議論・意見・疑問.
   .数字の見積もりは楽観的との指摘.
   .数字の差異は大きくないので、その他の違いも含めて判断したい.
   .その他の部分も含めて数値化できないか.
   .テストマス用にType-C(スタック+Type-Bペイロード)を考える意味はあるか?
     .-> MC部のType-Cとは異なる. スタックはBS等には準備される.
     .テストマス用Type-Cのための準備は大変か? -> 定量的に評価.
   .クライオスタットを常温干渉計用に使用するのはどの程度大変か?
     .-> クライオスタット用ラディエーションシールドが無ければ使用
         . できるだろうが、ラディエーションシールドを後から付けるのは
         . 大変な作業になる.
   .Type-Aを最初から入れて固定するのは良くない.
     .固定してしまったら調整などの作業もできないから.
   .SASの調整作業には時間がかかる。台数が増えると大変.
   .Plan-Bに対して今回positiveで無くなった方の理由は何か?
     .-->SASの調整に時間と手間がかかるという認識から.
   .Type-B SASはどの程度枯れた技術になるのか?
   .干渉計調整の時間をできるだけ確保することも重要.
   .Plan-Bなどでエンドで低温フルシステムの開発ができることは良い.
 . 新しく取りまとめられた'Plan-C'を中心に説明(高橋).
    . エンドを手前に設置、フロントはクライオスタット内に組む、という点が新しい.
 . 数値の妥当性、トンネル設計変更の影響、技術成熟見込みなど議論.
 .各構成におけるiLCGTでの感度見通し(宗宮).
    . -> 10Hz以上はいずれもほぼ、振り子の熱雑音でリミットされる.
 .個別意見と質疑
    . 新井: Plan-Cが良い. 干渉計の早期立ち上げが重要.
    . 我妻: Plan-Bでは、SAS 4台分の調整が増え、辛い.
    . 関口: SASを早めに干渉計に入れて問題点を洗い出した方がよい.
            .低温移行が遅れる可能性もあり、その際には良い性能を持つ常温Type-Aがあると良いだろう.
            .博士論文との兼ね合いが懸念される.
    .阿久津: Type-A SASの開発の大変さを考えると、Plan-Cが良さそう.
    .宮川: 干渉計を少しでも早く立ち上げるという観点からPlan-Cが良い.
            .何か落とし穴はないか? Type-C防振系だと見劣りする?
    .麻生: Plan-Cが良さそう.
            .Type-C防振系の場合、アラインメントや基線長方向の粗調機構が
               . 追加で必要になることはないか?
                  . -> 必要ない、との回答(高橋).
    .宗宮: Plan-Cが良い. ただし、SASに関して技術ジャンプが大きいのが気になる.
            . 一部だけType-B防振系にすてテストすることはできないか?
    .山元: 手間を時間的に均等に伸ばす計画が良いだろう.
            . Plan-CだとExternal Review前に戻ることになり、冴えない気がする.
            . 後で大変になることを考えると、Plan-Bが良い.
    .内山: CLIO建設時も同じ議論があった. その際はPlan-A的なものであった.
            . ギャンブル的な面もあったが、結果的にうまくいった.
            . Type-Aでできるなら、最初からtype-Aでやったほうがいいのではないか.
                . 先に片腕だけやるような方策はないだろうか?
            . 低温に関しては、ちゃんと冷やす、といった、もっと基本的な技術開発が多い.
    .安東: Plan-BとPlan-Cの中間が良い. テストマス等はType-B SAS, その他は主にType-C防振系.
            . 低温・SASの両方を後でやるのではなく、先にSASをやってしまう、という主旨.
            . Type-B SASの事前技術開発を頑張り、できるだけこなれた技術にしておく必要がある.
    .神田: Plan-BかPlan-C. どちらかというとPlan-B.
            . 2014年の観測運転は是非実施すべき.
              . データ処理パイプラインの構築に不可欠. 海外との協力、ダミーデータの提供などの意味もある.
            . -> 感度はさほど問わない. データ量は1か月程度?
    .川村: ワイヤーにタングステンを使用するのはなぜか?
            . -> 途中段階であるため、わざわざシリカファイバーを用いることはしない(高橋).
          . Plan-Cしか無いと思う.
    .山本: Plan-Cが良い.
          . 干渉計のコミッショニングではやることは沢山あるので、確実に.
    .高橋: 防振グループとしては、Plan-Aを推している.
          . チーフとしては、干渉計の早期立ち上げの重要性も認識しており、Plan-Cも理解できる.

 .その他議論:
    . スタックは神岡の振動環境でも性能を発揮するか?
       . -> TAMAのものを持って行ってテストすることは可能.
    . BS用のペイロードは質量や構成など、他と違う特殊なものになる.
    . MC防振系の要求値と仕様をきちんとまとめておく必要がある.
    . Type-B防振系は土台の共振などで、防振性能が悪化する可能性がある.






  • ・日時: 2011年6月7日(水) 15:00-17:30
  • ・出席: 三代木、関口、高橋、中谷、新井、安東、宗宮、
    • 麻生、宮川、山本、 山元、川村、内山、阿久津、
    • デサルボ、我妻、神田
  • ・議題: LCGT建設計画について
  • ・決定事項:
    • 3つのプラン案について、意見を集約し、Executiveの最終判断を仰ぐ.
  • ・A/I: 各自の意見を示す. -> 伝助、およびメール等(全員).

    • それらをとりまとめ、Executiveに提出・説明(安東).
  • ・資料: 下記のwikiページ
  • http://gw.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/LCGT/Meeting/RoadMap

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・議論の詳細:

  • 新しく取りまとめられた'Plan-C'を中心に説明(高橋).
    • エンドを手前に設置、フロントはクライオスタット内に組む、という点が新しい.
  • 数値の妥当性、トンネル設計変更の影響、技術成熟見込みなど議論.
  • 各構成におけるiLCGTでの感度見通し(宗宮).
    • -> 10Hz以上はいずれもほぼ、振り子の熱雑音でリミットされる.

  • 個別意見と質疑
    • 新井: Plan-Cが良い. 干渉計の早期立ち上げが重要.
    • 我妻: Plan-Bでは、SAS 4台分の調整が増え、辛い.
    • 関口: SASを早めに干渉計に入れて問題点を洗い出した方がよい.
      • 低温移行が遅れる可能性もあり、その際には良い性能を持つ常温Type-Aがあると良いだろう.
      • 博士論文との兼ね合いが懸念される.
    • 阿久津: Type-A SASの開発の大変さを考えると、Plan-Cが良さそう.
    • 宮川: 干渉計を少しでも早く立ち上げるという観点からPlan-Cが良い.
      • 何か落とし穴はないか? Type-C防振系だと見劣りする?
    • 麻生: Plan-Cが良さそう.
      • Type-C防振系の場合、アラインメントや基線長方向の粗調機構が
        • 追加で必要になることはないか?
          • -> 必要ない、との回答(高橋).

    • 宗宮: Plan-Cが良い. ただし、SASに関して技術ジャンプが大きいのが気になる.
      • 一部だけType-B防振系にすてテストすることはできないか?
    • 山元: 手間を時間的に均等に伸ばす計画が良いだろう.
      • Plan-CだとExternal Review前に戻ることになり、冴えない気がする.
      • 後で大変になることを考えると、Plan-Bが良い.
    • 内山: CLIO建設時も同じ議論があった. その際はPlan-A的なものであった.
      • ギャンブル的な面もあったが、結果的にうまくいった.
      • Type-Aでできるなら、最初からtype-Aでやったほうがいいのではないか.
        • 先に片腕だけやるような方策はないだろうか?
      • 低温に関しては、ちゃんと冷やす、といった、もっと基本的な技術開発が多い.
    • 安東: Plan-BとPlan-Cの中間が良い. テストマス等はType-B SAS, その他は主にType-C防振系.
      • 低温・SASの両方を後でやるのではなく、先にSASをやってしまう、という主旨.
      • Type-B SASの事前技術開発を頑張り、できるだけこなれた技術にしておく必要がある.
    • 神田: Plan-BかPlan-C. どちらかというとPlan-B.
      • 2014年の観測運転は是非実施すべき.
        • データ処理パイプラインの構築に不可欠. 海外との協力、ダミーデータの提供などの意味もある.
      • -> 感度はさほど問わない. データ量は1か月程度?

    • 川村: ワイヤーにタングステンを使用するのはなぜか?
      • -> 途中段階であるため、わざわざシリカファイバーを用いることはしない(高橋).

      • Plan-Cしか無いと思う.
    • 山本: Plan-Cが良い.
      • 干渉計のコミッショニングではやることは沢山あるので、確実に.
    • 高橋: 防振グループとしては、Plan-Aを推している.
      • チーフとしては、干渉計の早期立ち上げの重要性も認識しており、Plan-Cも理解できる.
  • その他議論:
    • スタックは神岡の振動環境でも性能を発揮するか?
      • -> TAMAのものを持って行ってテストすることは可能.

    • BS用のペイロードは質量や構成など、他と違う特殊なものになる.
    • MC防振系の要求値と仕様をきちんとまとめておく必要がある.
    • Type-B防振系は土台の共振などで、防振性能が悪化する可能性がある.


議事録110607 (last edited 2011-06-07 21:15:46 by ANDO Masaki)