- ・日時: 2011年6月7日(水) 15:00-17:30
- ・出席: 三代木、関口、高橋、中谷、新井、安東、宗宮、 - 麻生、宮川、山本、 山元、川村、内山、阿久津、
- デサルボ、我妻、神田
 
- ・議題: LCGT建設計画について
- ・決定事項: - 3つのプラン案について、意見を集約し、Executiveの最終判断を仰ぐ.
 
- ・A/I: 各自の意見を示す. -> 伝助、およびメール等(全員). - それらをとりまとめ、Executiveに提出・説明(安東).
 
- ・資料: 下記のwikiページ
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・議論の詳細:
- 新しく取りまとめられた'Plan-C'を中心に説明(高橋). - テストマス用に スタック+Type-Bペイロード という構成.
- エンドを手前に設置、フロントはクライオスタット内に組む、という点が新しい.
 
- 数値の妥当性、トンネル設計変更の影響、技術成熟見込みなど議論.
- 各構成におけるiLCGTでの感度見通し(宗宮). - -> 10Hz以上はいずれもほぼ、振り子の熱雑音でリミットされる. 
 
- 個別意見と質疑 - 新井: Plan-Cが良い. 干渉計の早期立ち上げが重要.
- 我妻: Plan-Bでは、SAS 4台分の調整が増え、辛い.
- 関口: SASを早めに干渉計に入れて問題点を洗い出した方がよい. - 低温移行が遅れる可能性もあり、その際には良い性能を持つ常温Type-Aがあると良いだろう.
- 博士論文との兼ね合いが懸念される.
 
- 阿久津: Type-A SASの開発の大変さを考えると、Plan-Cが良さそう.
- 宮川: 干渉計を少しでも早く立ち上げるという観点からPlan-Cが良い. - 何か落とし穴はないか? Type-C防振系だと見劣りする?
 
- 麻生: Plan-Cが良さそう. - Type-C防振系の場合、アラインメントや基線長方向の粗調機構が - 追加で必要になることはないか? - -> 必要ない、との回答(高橋). 
 
 
- 追加で必要になることはないか? 
 
- Type-C防振系の場合、アラインメントや基線長方向の粗調機構が 
- 宗宮: Plan-Cが良い. ただし、SASに関して技術ジャンプが大きいのが気になる.  - 一部だけType-B防振系にすてテストすることはできないか?
 
- 山元: 手間を時間的に均等に伸ばす計画が良いだろう. - Plan-CだとExternal Review前に戻ることになり、冴えない気がする.
- 後で大変になることを考えると、Plan-Bが良い.
 
- 内山: CLIO建設時も同じ議論があった. その際はPlan-A的なものであった. - ギャンブル的な面もあったが、結果的にうまくいった.
- Type-Aでできるなら、最初からtype-Aでやったほうがいいのではないか. - 先に片腕だけやるような方策はないだろうか?
 
- 低温に関しては、ちゃんと冷やす、といった、もっと基本的な技術開発が多い.
 
- 安東: Plan-BとPlan-Cの中間が良い. テストマス等はType-B SAS, その他は主にType-C防振系. - 低温・SASの両方を後でやるのではなく、先にSASをやってしまう、という主旨.
- Type-B SASの事前技術開発を頑張り、できるだけこなれた技術にしておく必要がある.
 
- 神田: Plan-BかPlan-C. どちらかというとPlan-B. - 2014年の観測運転は是非実施すべき.  - データ処理パイプラインの構築に不可欠. 海外との協力、ダミーデータの提供などの意味もある.
 
- -> 感度はさほど問わない. データ量は1か月程度? 
 
- 2014年の観測運転は是非実施すべき.  
- 川村: ワイヤーにタングステンを使用するのはなぜか? - -> 途中段階であるため、わざわざシリカファイバーを用いることはしない(高橋). 
 - Plan-Cしか無いと思う.
 
- 山本: Plan-Cが良い. - 干渉計のコミッショニングではやることは沢山あるので、確実に.
 
- 高橋: 防振グループとしては、Plan-Aを推している. - チーフとしては、干渉計の早期立ち上げの重要性も認識しており、Plan-Cも理解できる. - ただし、海外協力者の方達のモチベーション低下などの懸念はある.
 
 
- チーフとしては、干渉計の早期立ち上げの重要性も認識しており、Plan-Cも理解できる. 
 
- その他議論: - スタックは神岡の振動環境でも性能を発揮するか?  - -> TAMAのものを持って行ってテストすることは可能. 
 
- BS用のペイロードは質量や構成など、他と違う特殊なものになる.
- MC防振系の要求値と仕様をきちんとまとめておく必要がある.
- Type-B防振系は土台の共振などで、防振性能が悪化する可能性がある.
 
- スタックは神岡の振動環境でも性能を発揮するか?