19/06/12 = GEO2EUL matrix diagonalization = いよいよ,geophoneから各自由度への変換行列(GEO2EUL)の対角化に入る。 基本的にLVDTの時と同様の手順をふむ。 1. TEST ch(K1:VIS-TMSX_TEST_(DoF)_EXC) からそれぞれの自由度にwhite-noiseを入れる。この時,自由度からアクチュエータへの行列(EUL2COIL)は,LVDTのセンサーに合わせるため,LVDTに対して対角化された行列(→[[http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/AOS/TMSX_O3/2019-03-28|これ]]のD)を用いる 2. 各自由度でPower spectrum 密度(PSD)を測定し,励起されている自由度のPSDと,そのほかの自由度のPSDとの比をとり,励起されている自由度の共振周波数での値をとる。 3. 同時に,それらの位相伝達関数の共振周波数での値から符号を決める。~0度なら+, ~180度なら-。 4. また,それらのコヒーレンス関数の値を見て,0.9より小さい場合,2.の値を0とする 5. 2.~4.で得た比から以下のcoupling行列を作成し,その逆行列をgeophoneの幾何学的配置から求めた行列に左からかけることで,求めたい対角化行列が得られる。 {{attachment:caplingmatirx.png}} ここで,f_DoF_はその自由度の共振周波数である。 ---- 今回の測定で得られたcoupling行列Aとその逆行列A^-1がこちら {{attachment:matrixA.png}} 今回の測定で得られた対角化行列がこちら {{attachment:GEO2EUL_diag.png}} == issue == 行列Aの(4,3)成分つまり,Vに対するRのカップリング率を示す成分を見ると,Vに揺らしているのにRの方が2倍大きく揺れていることがわかる。よくよく元々入っていた,幾何学的配置から求めたGEO2EULを見ると,V3からRへ寄与する成分の符号が本来+であるはずが-になっていた。