解析ミーティング(8/5/2009)議事録 (文責 神田) 日時:8/5/2009 18:00-20:00 場所:ビデオ会議 参加者(順不同): 天文台 辰巳 東大本郷 麻生 長岡技術科学大 高橋(弘) 東北 伊藤 大阪市大 宮本、神田 議題: 観測帯域について、および宿題事項について以下の報告がなされた。 今回は各資料がwiki(伊藤さんのものはdocサーバー)にあるので、 詳しくはそちらを参照されたし 1, BRSE, DRSEのS/Nとパラメータ決定精度の比較(田越) S/N(=観測期待値)ではやはりDRSEが有利だが、パラメーター決定精 度では総じてBRSEに分が有る。 関連コメント(辰巳):もし、まず観測で次にパラメーターの精度を 追求する、という順当な方向で考えると、DRSEのあとにBRSEとなる。 しかし、干渉計を組んでゆく順番と逆センス。干渉計のコミッショニ ングの順や観測期間上のメリットを考える必要がある。 2. 重力波源と観測帯域 プレまとめ(神田) NS-NSについては観測数、年間観測確率など。 3. BH-BH連星合体レートについての話題(田越) 連星BHの観測例はない。 IC10 X-1は現在BHとWolf-Rayet星の連星と思われ、そのうちBH-BHに なると考えられる。 またBelczynskiらの研究から、頻度の推定はある。 4. 超新星起源の重力波について(高橋弘毅) コアバウンスからの重力波について。最近(Ott 2009等)の進展あり。 800Hz付近。 検出レンジが3~5Mpc(これ自体は厳しい要求)あれば0.5イベント/年くらい。 5. 観測可能な既知パルサー(宮本) 既知パルサーおよび重力波源候補のLMXBについて、1年(1年、1週)の 観測期間で理論のmost allowed に感度が届くものを、各感度デザインについて計上。 6. E@Home で必要な計算機資源について(伊藤) 上記について考察、レポートにまとめられた。 超新星、パルサー、LMXBとも、kHz付近での感度を必要とする。解析方面では、これ の帯域の観測は重要。 これらのうちいくつかは、帯域検討へフィードバックする。 整頓して表/グラフにまとめる。 次回: 9月初旬を予定。 #9月2日候補でしたが、神田は院試のためにだめです。後ほど再度調整します。