DetChar MTG ============ Author: 山本 Date: 2013/07/23 (火) 出席者 端山、譲原、間野、横澤、宗宮、金山、西澤、伊藤、高橋、山本 Table of Contents ================= 1 Summary 2 Agenda 2.1 感度曲線の更新[宗宮] 2.2 相関磁場[端山] 1 Summary ---------- - 感度曲線の更新 - ワイヤー縦振動モード、一部の熱雑音を追加。 - インスパイラルレンジ270Mpc -> 240Mpc程度の変化 - 相関磁場 - 地磁気の測定は借りた機器で可能(シューマン共振測定には感度が不十分) - LIGO2台の組み合わせ以外へのシューマン共振の影響は小さい 2 Agenda --------- 2.1 感度曲線の更新[宗宮] ========================= - 鏡の重さ23kg - Suspensionの縦振動が入った - 前から100Hz位ののがあったのでは[端山] - 20Hz位の抜けていたものを追加 - 100Hz位のピークも1本足りていなかったはず - フロアは変わっていないのか[端山] - インスパイラルレンジで270Mpcと240Mpc位の違いはある - 鏡のパラメータを変えてプロットしたがこれと基本的には変わらないのか[端山] - オフィシャル感度にはSuspension thermal noiseが一部入っていないのでそこが違う - 関口さんの出したプロットととの整合性は取れているのか?[端山] - まだ取れていない - バイオリンピークの位置を移動させるという話の可能性は?[端山] - 技術的に出来るかは分からないのでやりますとは言い切れない - 西田さんがやっていた話に近いのでは?[端山] - ファイバー断面を円から長方形に変えたものであまり向上が見られなかった - ファイバーの太さを変えたりバネをつける事で100Hzのピークが下がり20Hzのピークが移動する(理論的な計算) - 技術的に可能かは分からない - バネをつけると熱雑音は増加する可能性がある 2.2 相関磁場[端山] =================== - LIGOでシューマン共振を受けても、KAGRAで影響なければ相関解析における影響は無い - 測定体制を早急に築く - 環境磁場を測る - 坑内にあることで磁場がどう変わるかを測る - 高橋さんから磁力計を借りる事ができた(0.1uTの分解能) - 地磁気に比べると十分な感度 - シューマン共振を測るには不十分 - シューマン共振はどうするのか? - マグネットメータの相関解析からh(t)に較正しさっ引くような形になる - 坑内外の磁場を測り伝達関数を測定するのは非常に難しい - 新谷さんから地磁気変動を利用するのがよいとアドバイス - LIGOでは各サイトで磁力計を用いて磁場雑音をさっ引く方向で話が進んでいる[西澤] - 山肌に含まれている金属によっては坑内では磁場が遮蔽される可能性がある[西澤] - SKでは坑内外で大きな違いは無かった[西澤] - 変動する磁場に対してどの程度の影響があるかは測定しないと分からない[西澤] - Virgoで測定した相関磁場雑音の大きさでstochasticの感度にどの程度悪化するのか見積もった[西澤] - 結論としてはKAGRAとLIGO, Virgoの相関解析ではそれほど気にしなくてもよい[西澤] - 現実的には磁場のoverlap reduction functionは重力波と異なると思われる[西澤] - 一台のだけの磁場雑音が引けても感度の向上は見込めるか?[宗宮] - 相関磁場として引けなければ感度向上は見込めない[西澤] - 理論モデルとして低周波に局在するものはあるのか - 相転移が起こるようなモデルなどスペクトルの形は様々[西澤]