DetChar MTG
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Author: Yuzurihara <yuzurihara@Deneb-no-MacBook-Air.local>
Date: 2014/11/18 11時50分12秒


Table of Contents
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1 参加者
2 announce
    2.1 今日のagenda
    2.2 物理学会締め切りについて
    2.3 aLOG
    2.4 来週Pinto氏来日
3 Daily
    3.1 Haskellの並列化処理
    3.2 リアルタイム用のプロットツールの開発
4 special topic
    4.1 Introduction of auxiliary optics to detector
    4.2 LIGO S6のDetCharに関する論文(arXiv 1410.7764)レビュー

1 参加者
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  端山, 山本, ゆずりはら, 上野, 成川, 宮本, 横澤, 間野, 阿久津
  

2 announce
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2.1 今日のagenda
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   [http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/DET/Meet/Agenda201401118]

2.2 物理学会締め切りについて
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   11/23(日) 17時が締め切り
   DetCharから発表する人はチーフ(端山)まで連絡する
   今のところ山本のみ
   

2.3 aLOG
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   (端山)aLOGを読むためには略語の理解が必須
   以下の場所に資料があるので読むべし

   C. Pankowの城崎合宿資料
   [https://dcc.ligo.org/public/0112/G1400128/002/detcharoverview.pdf]
   
   LIGO 略語(鍵はかかっておらず公開されている)
   [https://dcc.ligo.org/public/0002/M080375/011/]

   (成川) [https://alog.ligo-la.caltech.edu/aLOG/index.php?callRep=15594]
   正午付近から現れるノイズについてさらに議論している
   ノイズ源を探って、characterizeしている最中
   
   
   (端山) [https://alog.ligo-wa.caltech.edu/aLOG/index.php?callRep=14977]
   LIGOのizumiくんに子供が生まれた!
   

   (端山) [https://alog.ligo-wa.caltech.edu/aLOG/index.php?callRep=14980]
   state vectorを更新している
   時系列データを見るためのツール
   LLOとLHOでスクリプトのversionが異なるのが問題
   両方を使う人が、うまく動かずにトラブルの原因となった
   まだうまく更新できていないので、作業中
   
   (端山) [https://alog.ligo-wa.caltech.edu/aLOG/index.php?callRep=15039]
   ALS(Armlength Stabilization System (aLIGO ISC))を用いて、ロックができた
   
   



2.4 来週Pinto氏来日
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   午前中はKAGRAのDetChar MTGを行う
   DetChar関連の研究テーマについて発表を行う
   
   午後の談話会は阪市大
   こちらはテレビ会議はなし


3 Daily
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3.1 Haskellの並列化処理
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   計算のネックであったフィルター計算の部分を並列化に成功した
   記事にはまだ書いていないので、そのうち書いておく

3.2 リアルタイム用のプロットツールの開発
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   時系列データが流れて行くようになプロットツールができないか?ということで開発した
   どんどんデータが流れて行くようなイメージ

   現状は最初にデータを読み込まないといけない
   本当はデータが得られ次第流し込んで行くようにしたい

   
   ROOT公式では、pthreadを用いて、次のデータの読み込みと描画の維持を平行して行う方法を使っている
   現在色々と試行錯誤中


   

4 special topic
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4.1 Introduction of auxiliary optics to detector
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   (阿久津) 補助光学系で用いるチャンネルについての説明
   [http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/DocDB/0029/G1402994/001/AOS_detchar_20141118.pdf]

   AOSのtask
   Stray-Light control : 迷光雑音のコントロール
   Optical Levers
   Viewports : 大気中の真空を分けるためにチェンバーに入れる、ただしレーザー光は見たいのでガラスを通す
   Monitors (CCD cameras) and Illumination

   (阿久津)現在までのKAGRAのchリストってどっかにあります? それとLIGO/Virgoとの比 較はありますか?
   (端山)KAGRAのチャンネルリストはまだ不十分だがすでに議論済
   DGSのページにある
   [http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/DGS/ChannelList]
   [http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/DocDB/ShowDocument?docid=1105]
   これが今あるすべて
   LIGOとVirgoと比較したのは、チャンネル名の付け方の規則性のチェックをした
   どのチャンネルがなくてはならないのかを確認した
   物理的な考察を行ったわけではないので、正確には比較したわけではない

   (端山)LIGOでは各サブシステムが重力波探索に影響を与えそうなチャンネルだけに絞っている,250チャンネル
   それを用いて雑音源の特定などを行っている   
   KAGRAの場合は1万チャンネルから、重力波探索に影響を与えるチャンネルの絞り込みがまだ行われていない
   最悪のケースは1万チャンネルをモニターする必要がある
   そうならないために、このような議論を行って情報収集を行っている

   (阿久津)散乱光をきちんと処理できないとノイズ源になる、Stray-light noise
   commission時に立ち向かわなければならないノイズは事実上これ
   これがボスで、これを倒さないと熱雑音などの議論はまだできない
   周波数が変わるようなノイズ(up-conversion noise)を作るのもこれ

   散乱光を吸収するようなbuffleをKAGRAの各所に設置している
   計算上も問題はないが、実際はどうなるかわからない

   (阿久津)先ほどの250チャンネルの中に散乱光を調べるためのチャンネルがあるか?

   OpLevs : 光てこ
   角度の変位を調べるために使う、位置検出センサー
   KAGRAでは13個の大きめの鏡に設置する予定
   
   Beam Reducing Telescopes
   エンドミラーから透過した光がDetCharとしては重要
   ミラーのずれの情報を持っている
   
   12ページのような議論をやるならば、きちんとセンサーの位置を考える必要がある

   AOSからDetCharが引き出すべきと思われる補助信号は
   ・迷光 (現状センサーの用意はしていない)
   ・Optical Levers
   ・Beam Reducing Telescopes
   が考えられる
   もしかしたらCCD画像を画像処理して何か情報が得られるかもしれない

   (端山)迷光除去はKAGRAが感度を出すために必要だが、それ見るためのセンサーを用意しないのは最終的に感度を出せないのではないか?
   (阿久津)迷光を調べるためのPDを設置するとそれ自体も散乱を起こる可能性がある
   それを上回る情報が得られるならば、設置される可能性があるだろう
   今できるのはbuffleにセンサーを取り付けるためのネジ穴を用意しておく程度

   問題はdigital systemに信号を入れるためのADCなどの用意が大変だと思う
   電源や配線なども課題になる?

   (端山)LIGOの250チャンネルの理解が必要
   (阿久津)どうしてそのチャンネルが選ばれたのかの背景を理解する必要があるだろう
   (端山)それが書いてあるような資料がなかなか手に入らない
   -> LIGOのDetCharグループに当たってみる

   (端山)AOSのチャンネルのリストアップをしてほしい
   (阿久津)フォーマットがあるとやりやすい
   (端山)11月末を目処にお願いします

4.2 LIGO S6のDetCharに関する論文(arXiv 1410.7764)レビュー
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   (横澤) かなり詳細に書いてある
   スライド↓
   [http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/DET/Meet/Agenda201401118?action=AttachFile&do=view&target=detchar141118.pdf] 

   4つのepochに分かれる(A~D)
   表1, 図2 : ロック時間の代表値や最も長かったロック時間、トータルのロック時間などが書かれている
   LHOのS6Dでは 123分 がロック時間の中央値で、最長で35.2時間のロックだった
   
   図4: 観測時はLLOの方は安定性が悪かった
   最終的には同程度の感度を達成(横軸:時間 縦軸:星合体が検出できる距離[Mpc])

   40Hz以下は地面振動がdominant
   100Hz~200Hzのglitchと強く相関している
   
   (譲原)feed-forward systemとは?
   (横澤)referenceがあったが追えていない
   
   beam jitter noise : output mode cleanerの光学台が地面振動で揺れて、ノイズになっていたが
   改良で取り除けた
   
   line noiseの一部はノイズ源が特定されている
   
   spike glitchの時系列のcatalogを作った


   data qualityをカテゴリーとしていくつかの分類に分ける
   category 1はどの解析でも使わない
   category 2は環境チャンネルから、どの場所にノイズがあるのかはっきりわかっているもの
   DMTによるlow latencyのモニターによって、フラグ立てされる


   長時間のデータを用いる重力波探索への影響
   連続波探索と背景重力波探索
   category 4の説明がないので不明
   
   まとめ
   aLIGOに向けて、low latencyなvetoを行いたい