Correlation Analysis between environmental channels

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Project description

KAGRAには重力波チャンネル以外に環境チャンネルが1万程度の補助チャンネルの設置が予定されている。 本研究ではそれらの補助チャンネル同士の相関を取ることによって、補助チャンネルや重力波チャンネルに混入したノイズ源の特定ならびに混入したノイズがチャンネル間を伝搬メカニズムするメカニズムを明らかにすることを目的とする。

ノイズが伝搬するメカニズムは一般には線形または非線形メカニズムが考えられるが、過去の重力波検出器診断(detector characterization)では主に線形メカニズムの特定に重きを置いていた。本研究ではさらに踏み込んで、非線形なメカニズムをも明らかにできるような相関解析を目指している。 それらのメカニズムを解き明かすための手段として、ピアソンの積率相関係数とMaximum Information Coefficientを用いる。前者は線形的な相関を明らかにし、後者は線形以外の相関をも明らかにすることができる。

Project schedule and Task List

1タスクの定義は1週間程度で終わらせることができる研究

他研究グループのDetector Characterizationによる先行研究の把握

Hot correlation mapの作成

混入したノイズの同定

シミュレーションノイズの生成

* (2タスク) Virgoではエンドミラーを透過した散乱光による非線形ノイズの論文が報告されているので、そのモデルの理解、モデルに沿って非線形ノイズの例となるシミュレーションデータの生成 http://www.opticsinfobase.org/oe/abstract.cfm?uri=oe-20-8-8329

* (2タスク) 生成したシミュレーションデータをMIC, peasonを用いて解析を行う 検出の可否、統計量の分布について調べる

* (2タスク) 論文執筆 (イントロダクション) と同時に結果についての議論、確認

* (2タスク) 論文執筆 (シミュレーション、結果、まとめ)

Analysis method

始めにピアソンの積率相関係数を用いて、1つのデータについて解析を行えるようにする。 その後、他の統計量の導入を考えている。その際、Haskellのソースコードでは解析に用いる手法の引数部分を書き換えるだけで良いように、プログラムの開発を行ってゆく。 他の解析手法として、現在検討しているのは、線形相関以外の相関をも調べられるMaximum Information Coefficient(MIC)などである。

(MICの論文orWEBページ) http://www.slideshare.net/logics-of-blue/mic-31810194

最終的には相関統計量だけではなく散布図(scatter plot)も同時に目で確認する必要がある。

Results

Presentation

*Hirotaka Yuzurihara, Kazuhiro Hayama, Shuhei Mano, Didier Verkindt and Nobuyuki Kand, "A method for non-linear correlated noise in gravitational waves detectors", Hyannis, USA, 17 June 2016 web page

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