Student-t noise modeling


Project description

重力波望遠鏡における雑音は扱いやすさからガウス性を仮定する事があるが、
現実的にはガウス雑音に比べ、裾を持った非ガウスな分布となっている事が多い。
この非ガウスさがどの程度であるかを把握する事は望遠鏡の状態を知る上で非常に重要な要素であり、
重力波探索に置いても非ガウスさ仮定する事でパフォーマンスが向上するという報告もなされている
本研究の最も重要な目的は干渉計雑音の非ガウスさを定量化し、干渉計診断の1つの指標とすることである
この際、非ガウスさの指標にはStudent-t分布のパラメータ$\nu$を用い、
オンライン/オフライン問わずに非ガウスさを追えるモニタを実装し、
望遠鏡の状態把握、重力波探索などに利用できる指標を提供する。


Project schedule and Task List


Analysis method

  1. 時系列雑音をTF平面に変換:SFT
  2. 各周波数ビンごとにヒストグラム化:Cern ROOT
  3. ヒストグラムのフィッティング:最小二乗法(GSL), CDFのquantile, 最尤法


Results


Ploblem

  1. 計算高速化の目処が立たない
    • 16kHzの主干渉信号に対して、リアルタイム処理が実現できない(Overlapにもよる)
    • 低サンプリングのチャンネルだと間に合う(〜1kHz)
  2. メモリの圧迫
    • 1000秒データの解析に十数GBのメモリが必要(遅延評価が原因)
    • 正格評価に出来れば数MBで済むはず


Presentation


Document