= ChromebookでGWpyを使う =
Chromebookのlinux terminalでGWpyを使おうと色々試したが、matplotlib が入らない、scipy が入らないなどの問題がある。

これはJupyter notebookを使えば解決するらしいが、そもそも非力なChromebookで解析をするというのはナンセンスである。

そこで、代わりに[[https://colab.research.google.com/notebooks/welcome.ipynb?hl=ja|Google Colaboratory]]を使う。

これはオンライン上で使えるJupyter notebookで、googleのGPUを使うため非力なマシンでも問題ない。

=== 注意点 ===
 * 解析に用いるデータはGoogleのサーバーにアップするので、'''KAGRAのDAQシステムで取得されたデータ(flame file)の解析に用いてはいけない。'''
   * KAGRAコレボレーター外にデータを流出することになるため。
   * あくまでChromebookで取得した.wavファイルの解析などのみを行う。
 * なぜかTimeSeriesのdxが自動的(dtからの伝搬や、crop元からの伝搬)に設定されないため、毎回手で入れる必要がある。でないとFFTとかできない
 * ROOTを使うのは難しい
   * pipやaptで一発で入れられるのではないため
   * [[https://stackoverflow.com/questions/55544013/installing-cern-root-on-google-jupyter-notebook|ここ]] にやり方が載っているが、この通りやってもダメだった。
 * scipy.optimize.curve_fit が使えない
   * fitしたつもりになっても、パラメタが初期値のまま変わらない
   * [[https://lmfit.github.io/lmfit-py/index.html|LMFIT]]なら使える。こちらの方が高機能っぽいため、推奨

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実際にGWpyを動かした例:[[https://colab.research.google.com/drive/1GbmERfsVBA-GvDyEY5ubA0e6DioSVI5z|sample1]]

{{attachment:gwpy_test1.png}}

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USBマイクで録音した.wavファイルをGWpyで解析する例 : [[https://colab.research.google.com/drive/1JOdcc1m5KxqzmV0GkRgPSXGvJDNhw_Bd|sample2]]

{{attachment:gwpy_test2.png}}