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Line 5: Line 5:
=== Quick Information ===
== コンセプト ==
 * メンテナンスの手間を減らすために、各サスペンションで使うステージのブロックは共通化する。
 * 共通化で生じたステージブロックの不要な入出力は終端処理しておく。
 * サスペンションモデルは”制御方法の違い"ごとに、ブロックを分ける。

== サスペンションモデル ==
防振装置の役割に応じて、サスペンションのRTモデルを2つに分ける。
 * まず、LIGOの防振がSEIとSUSで分かれているように、KAGRAも分ける。
 * 慣習に従って、TowerとPayloadの2つのRTモデルに分ける。
 * ただし、例外として、Type-CはPayloadのみにする。

Towerモデル
 * TowerはLIGOのSEIに相当し、Pre-isolator、BFダンパー、GASを含むモデル。
 * Towerモデルは、1種類のブロックを用意する。
 * (追記:TypeA,B,Bpでタワー部分の制御方法が違うので、3種類にするかもしれない。)

Payloadモデル
 * PayloadはLIGOのSUSに相当し、BF以下の振り子を含むモデル。
 * Payloadモデルは、4種類のブロックを用意する。
  * Type-A用のモデル
  * Type-BとBp用のモデル
  * Type-CのIMC用のモデル
  * Type-CのOMC用のモデル

== ファイル ==

ライブラリモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/common)
 * ./VIS_LIB.mdl : 共通で使うブロックを置く場所。
  * たくさんあるので省略。
 * ./TOWER_MASTER.mdl
  * ./PI(旧TOWER_MASTER) : TypeA,B,Bp用
 * PAYLOAD_MASTER.mdl
  * ./CRY(旧CRYOPAYLOAD_MASTER) : TypeA用
  * ./PAY(旧PAYLOAD_MASTER) : TypeB,Bp用
  * ./IMC(旧TYPEC_MASTER/IMC) : IMCの3つ,IMMT1,2用
  * ./OMC(旧TYPEC_MASTER/OMC) : OSTM,OMMT1,2用

サスペンションモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1)
 * ./
  * k1vis{optics}t.mdl : TypeA,B,Bpのすべてのサスペンション
  * k1vis{optics}p.mdl : TypeA,B,Bpのすべてのサスペンション
  * k1vis{optics} : TypeCのすべてのサスペンション
Line 8: Line 50:
=== Concept === == 各サスペンションのモデル整備状況 ==
2020/12/24 更新

||optic ||Towerモデル ||Payloadモデル ||備考 ||
||ETMX ||PI ||CRY ||完了 ||
||ETMY ||PI ||CRY ||完了 ||
||ITMX ||PI ||CRY ||完了 ||
||ITMY ||TYPEA_MASTER/<<BR>>TYPEA_TOWER_MASTER ||TYPEA_MASTER/<<BR>>TYPEA_PAYLOAD_MASTER_EMPTY ||[1] ||
||BS ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_TOP_MASTER_shutdown ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_PAYLOAD_shutdown ||[3] ||
||SRM ||PI ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_PAYLOAD_shutdown ||[2] ||
||SR2 ||PI ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_PAYLOAD_shutdown ||[2] ||
||SR3 ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_TOP_MASTER_shutdown ||TYPEB_MASTER/<<BR>>TYPEB_PAYLOAD_shutdown || [3] ||
||PRM ||PI ||PAY ||完了 ||
||PR2 ||PI ||PAY ||完了 ||
||PR3 ||PI ||TYPEBP_MASTER/<<BR>>TYPEBPMASTER_PAY ||[5] ||
||MCI ||--- || IMC ||完了 ||
||MCE ||--- || IMC ||完了 ||
||MCO ||--- || IMC ||完了 ||
||IMMT1 ||--- || IMC ||完了 ||
||IMMT2 ||--- || IMC ||完了 ||
||OMMT1 ||--- || OMC ||完了 ||
||OMMT2 ||--- || OMC ||完了 ||
||OSTM ||--- || OMC ||完了 ||
||TMSX || VIS_TMS_LIB/TMS_VIS||--- ||[4,6] ||
||TMSX || VIS_TMS_LIB/TMS_VIS||--- || [6]||

 * [1] CRYで使用中の為、修正は待ち状態(2月上旬?まで)
 * [2] リンクを解除して、個別にIMとTMをPAYLOAD_MASTER.mdlから参照している。BIOがTypeBとBpで統一されていないため、PAYモデルを使いたいができない。
 * [3] 改修作業で使用中の為修正は待ち状態
 * [4] リンクを解除している。
 * [5] PR3はしばらく触らない方針。
 * [6] スケジュールにはTMSをやる時間がないが、一応モデルの場所は把握しておく。ほとんど触っていないし中身も知らない。

== モデル編集 ==
=== 作業の流れ ===
1.mdl、Foton、DAQファイルを一旦バックアップ(最後の削除)
 $ userapps
 /opt/rtcds/userapps/release
 $ cd vis/common/models または cd vis/k1/models
 編集するモデルファイルのコピーを作成しておく(編集前の比較用)
 $ chans
 /opt/rtcds/kamioka/k1/chans
  K1VISxxx.txt : Foton File
 $ cd daq/
 /opt/rtcds/kamioka/k1/daq
 K1VISxxx.ini : DAQ File

2.MATLAB(mdlファイル)の編集
 Terminalを開き
 $ matlab &

3.ビルド前の確認
 [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
 サスペンションはSAFEにすること。
 SDFが0であること。
 GDSがオールグリーンであること。

3.RealTimeModelのPCへログイン、make ,make install,startを行う
 [sitemap]-[CDS]-[CDS]でPC名を確認
 $ ssh k1xx (ex.k1EX1)
 ビルドフォルダへ移動
 $ cdscode
 make実行
 $ make k1visXXX
 install実行
 $ make install-k1visXXX
 モデルの再起動
 $ startk1visXXX

 モデルが起動したら次の作業を行う。

4.SDFの設定
 [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
 CHANS NOT FOUND がある場合:[SDF RESTORE SCREEN]-[LOAD TABLE]を押す
 CHANS NOT INITがある場合:[MON]([ACCEST]を含む)にして、[CONFIRM]を押す

5.Trippe Monitorが赤の場合
  [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
   - [Trippe]-[WD],[DK]を押す
 押しても緑にならない場合は、WDに引っ掛かっている為、対象のEPICSチャンネルの閾値等へ値を設定する必要があると思われます。

6.GDSが赤の場合
  [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]-[GDS]
  [IPC]が赤
   [Diag Reset]を押す
  [DAQ LOAD]に差分がある場合は押す。
  [DC]
    -[Status]が0x2000の場合はDAQの再起動を行う
    -[Status]が0xbadの場合、
    [CDS]-[DAQ Status]-[!mx_stream]を押す
   
  [AWG]が赤の場合
  [sitemap]-[CDS]-[CDS]のCFCの隣の黄土色のボタンから[Admin only]-[start awgtpan]を押す

7.Fotonファイルの編集とロード
 Fotonファイルの整合性の確認
 $ foton
 Fileから対象のK1VISxxx.txtを選択
 [File]ボタンを赤くなったら編集が必要、色が変わらなければ作業不要
 赤の場合はFotonファイルをテキストエディタで開き、新、旧のモデルファイルで同じ意味を持つフィルタは名称の変更を、該当しない場合は削除する。
 $ emacs K1VISxxx.txt
 赤で亡くなるまで続ける。

8.[sitemap]-[CDS]-[CDS}からGDSを開き[COEFF LOAD]を押す

9.Fotonファイルを/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1/fotonfilesへコピー

10.不必要なファイルを削除

Real Time Model Development


コンセプト

  • メンテナンスの手間を減らすために、各サスペンションで使うステージのブロックは共通化する。
  • 共通化で生じたステージブロックの不要な入出力は終端処理しておく。
  • サスペンションモデルは”制御方法の違い"ごとに、ブロックを分ける。

サスペンションモデル

防振装置の役割に応じて、サスペンションのRTモデルを2つに分ける。

  • まず、LIGOの防振がSEIとSUSで分かれているように、KAGRAも分ける。
  • 慣習に従って、TowerとPayloadの2つのRTモデルに分ける。
  • ただし、例外として、Type-CはPayloadのみにする。

Towerモデル

  • TowerはLIGOのSEIに相当し、Pre-isolator、BFダンパー、GASを含むモデル。
  • Towerモデルは、1種類のブロックを用意する。
  • (追記:TypeA,B,Bpでタワー部分の制御方法が違うので、3種類にするかもしれない。)

Payloadモデル

  • PayloadはLIGOのSUSに相当し、BF以下の振り子を含むモデル。
  • Payloadモデルは、4種類のブロックを用意する。
    • Type-A用のモデル
    • Type-BとBp用のモデル
    • Type-CのIMC用のモデル
    • Type-CのOMC用のモデル

ファイル

ライブラリモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/common)

  • ./VIS_LIB.mdl : 共通で使うブロックを置く場所。
    • たくさんあるので省略。
  • ./TOWER_MASTER.mdl
    • ./PI(旧TOWER_MASTER) : TypeA,B,Bp用
  • PAYLOAD_MASTER.mdl
    • ./CRY(旧CRYOPAYLOAD_MASTER) : TypeA用
    • ./PAY(旧PAYLOAD_MASTER) : TypeB,Bp用
    • ./IMC(旧TYPEC_MASTER/IMC) : IMCの3つ,IMMT1,2用
    • ./OMC(旧TYPEC_MASTER/OMC) : OSTM,OMMT1,2用

サスペンションモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1)

  • ./
    • k1vis{optics}t.mdl : TypeA,B,Bpのすべてのサスペンション
    • k1vis{optics}p.mdl : TypeA,B,Bpのすべてのサスペンション
    • k1vis{optics} : TypeCのすべてのサスペンション

各サスペンションのモデル整備状況

2020/12/24 更新

optic

Towerモデル

Payloadモデル

備考

ETMX

PI

CRY

完了

ETMY

PI

CRY

完了

ITMX

PI

CRY

完了

ITMY

TYPEA_MASTER/
TYPEA_TOWER_MASTER

TYPEA_MASTER/
TYPEA_PAYLOAD_MASTER_EMPTY

[1]

BS

TYPEB_MASTER/
TYPEB_TOP_MASTER_shutdown

TYPEB_MASTER/
TYPEB_PAYLOAD_shutdown

[3]

SRM

PI

TYPEB_MASTER/
TYPEB_PAYLOAD_shutdown

[2]

SR2

PI

TYPEB_MASTER/
TYPEB_PAYLOAD_shutdown

[2]

SR3

TYPEB_MASTER/
TYPEB_TOP_MASTER_shutdown

TYPEB_MASTER/
TYPEB_PAYLOAD_shutdown

[3]

PRM

PI

PAY

完了

PR2

PI

PAY

完了

PR3

PI

TYPEBP_MASTER/
TYPEBPMASTER_PAY

[5]

MCI

---

IMC

完了

MCE

---

IMC

完了

MCO

---

IMC

完了

IMMT1

---

IMC

完了

IMMT2

---

IMC

完了

OMMT1

---

OMC

完了

OMMT2

---

OMC

完了

OSTM

---

OMC

完了

TMSX

VIS_TMS_LIB/TMS_VIS

---

[4,6]

TMSX

VIS_TMS_LIB/TMS_VIS

---

[6]

  • [1] CRYで使用中の為、修正は待ち状態(2月上旬?まで)
  • [2] リンクを解除して、個別にIMとTMをPAYLOAD_MASTER.mdlから参照している。BIOがTypeBとBpで統一されていないため、PAYモデルを使いたいができない。
  • [3] 改修作業で使用中の為修正は待ち状態
  • [4] リンクを解除している。
  • [5] PR3はしばらく触らない方針。
  • [6] スケジュールにはTMSをやる時間がないが、一応モデルの場所は把握しておく。ほとんど触っていないし中身も知らない。

モデル編集

作業の流れ

1.mdl、Foton、DAQファイルを一旦バックアップ(最後の削除)

  • $ userapps /opt/rtcds/userapps/release $ cd vis/common/models または cd vis/k1/models 編集するモデルファイルのコピーを作成しておく(編集前の比較用) $ chans /opt/rtcds/kamioka/k1/chans
    • K1VISxxx.txt : Foton File
    $ cd daq/ /opt/rtcds/kamioka/k1/daq K1VISxxx.ini : DAQ File

2.MATLAB(mdlファイル)の編集

  • Terminalを開き

    $ matlab &

3.ビルド前の確認

  • [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW] サスペンションはSAFEにすること。 SDFが0であること。 GDSがオールグリーンであること。

3.RealTimeModelのPCへログイン、make ,make install,startを行う

  • [sitemap]-[CDS]-[CDS]でPC名を確認 $ ssh k1xx (ex.k1EX1) ビルドフォルダへ移動 $ cdscode make実行 $ make k1visXXX install実行 $ make install-k1visXXX モデルの再起動 $ startk1visXXX モデルが起動したら次の作業を行う。

4.SDFの設定

  • [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW] CHANS NOT FOUND がある場合:[SDF RESTORE SCREEN]-[LOAD TABLE]を押す CHANS NOT INITがある場合:[MON]([ACCEST]を含む)にして、[CONFIRM]を押す

5.Trippe Monitorが赤の場合

  • [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
    • - [Trippe]-[WD],[DK]を押す
  • 押しても緑にならない場合は、WDに引っ掛かっている為、対象のEPICSチャンネルの閾値等へ値を設定する必要があると思われます。

6.GDSが赤の場合

  • [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]-[GDS] [IPC]が赤
    • [Diag Reset]を押す
    [DAQ LOAD]に差分がある場合は押す。 [DC]
    • -[Status]が0x2000の場合はDAQの再起動を行う -[Status]が0xbadの場合、 [CDS]-[DAQ Status]-[!mx_stream]を押す
    [AWG]が赤の場合 [sitemap]-[CDS]-[CDS]のCFCの隣の黄土色のボタンから[Admin only]-[start awgtpan]を押す

7.Fotonファイルの編集とロード

  • Fotonファイルの整合性の確認 $ foton Fileから対象のK1VISxxx.txtを選択 [File]ボタンを赤くなったら編集が必要、色が変わらなければ作業不要 赤の場合はFotonファイルをテキストエディタで開き、新、旧のモデルファイルで同じ意味を持つフィルタは名称の変更を、該当しない場合は削除する。 $ emacs K1VISxxx.txt 赤で亡くなるまで続ける。

8.[sitemap]-[CDS]-[CDS}からGDSを開き[COEFF LOAD]を押す

9.Fotonファイルを/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1/fotonfilesへコピー

10.不必要なファイルを削除

KAGRA/Subgroups/VIS/RealTimeModel (last edited 2024-07-17 12:43:49 by satoru.ikeda)