Differences between revisions 12 and 13
Revision 12 as of 2018-07-25 22:27:11
Size: 2450
Comment:
Revision 13 as of 2018-07-25 22:28:36
Size: 2661
Comment:
Deletions are marked like this. Additions are marked like this.
Line 27: Line 27:
 * そこで、L,T,Yの順にダンピングフィルターをそれぞれ1つずつかけたときのスペクトルを測定し、ダンピングをしていないときと比較した。L,T,Yの順に下図のようになる  * そこで、L,T,Yの順にダンピングフィルターをそれぞれ1つずつかけたときのスペクトルを測定し、ダンピングをしていないときと比較した。L,T,Yの順に下図のようになる。REFはそれぞれのダンピングが施されていないときのスペクトルになる。
Line 32: Line 32:

 * 上図から、ダンピングによって共振のピークが抑えられていることがわかる。

2018/07.25

What we did

  • We made damping filters for horizontal (L, T, Y) in order to damp the resonant peak around 1 Hz.
  • As a result, the damping filter worked and the resonant peaks were damped.
  • However, there was problem.
  • ダンピングフィルターを作成してL,T,Yそれぞれ1つずつ(1度に1つの自由度のみに対して)フィルターを適用したところ、ダンピングが働いてピークが消えた。一方で、3つ同時にフィルターをかませると、うまくダンピングできずにピークが残ってしまった。

Damping Filter

  • センサーから出てきた信号にダンピングフィルターをかけてfeedbackすることで共振付近の揺れを抑える。
  • 周波数fに比例して上がっていくようなfilterをかければよい。ただし、これだと高周波で発散してしまうので、それを避けるためにある周波数から落とすようなローパスをいれる。
  • フィルターのゲインはCoil Actuatorのゲイン [um/cnt]、つまりIP TESTからBLEND FILTER前までの伝達関数から決定する。
  • サスペンションの応答も含めるとダンピングフィルターは下図のようになる。

damping.png

  • 上図のように、ピークの周りでゲインが1以上になるようにゲインを設定する。実際に入れるフィルターとしては次の図のようになる。

dampingfilter.png

  • フィルターの中身は、ZPKでzero点が 0 Hzに1つ、poleが10 Hzに2つある zpk([0][10;10],1,"n") とgain(1000)およびgain(-1)。
  • negative feedbackにするためのgain(-1)はこのフィルターにいれておいた。VISではこの流儀になっている。
  • ダンピングフィルターを作成したのち、まずL方向にダンピングをかけてみた。このとき、StripToolおよびDataviewerで揺れを観ていると、徐々に揺れが収まっているのが確認できた。

  • そこで、L,T,Yの順にダンピングフィルターをそれぞれ1つずつかけたときのスペクトルを測定し、ダンピングをしていないときと比較した。L,T,Yの順に下図のようになる。REFはそれぞれのダンピングが施されていないときのスペクトルになる。

damping_L.png damping_T.png damping_Y.png

  • 上図から、ダンピングによって共振のピークが抑えられていることがわかる。

KAGRA/subgroup/AOS/TMS-VIS0/2018-07-25 (last edited 2018-07-25 22:38:45 by SatoshiTanioka)