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'''対角化'''
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 * coupling率から求めた行列の逆行列を求める。  * カップリング率が10%程度より小さくなるように対角化を行う。

 * coupling率から求めた行列は次の通りである。

|| 1 || 0 || 0.0144 || 0.0730 || 0.0328 || 0.0571 ||
|| 0 || 1 || 0 || 0 || 0.0519 || 0 ||
||-0.0128 || 0.0052 || 1 ||-0.0040 || 0 ||-0.0177 ||
||-0.5385 || 0.3893 || 0.0674 || 1 || 0 || 0.1259 ||
||-0.2440 ||-0.3001 ||-0.0357 || 0 || 1 || 0 ||
|| 0.3269 || 0.0327 || 0.2646 || 0.0581 || 0 || 1 ||


 * 上の行列の逆行列をLVDT2EULに左からかけて対角化を行った。

 * 次にもう一度各自由度を励起させ、カップリング率を求めた。
   * L:Yに-0.1140
   * T:Rに-0.1421、Pに-0.1100
   * V:カップリング率は十分小さいので0とした
   * R:カップリング率は十分小さいので0とした
   * P:カップリング率は十分小さいので0とした
   * Y:カップリング率は十分小さいので0とした

 * 先ほどと同様の手順で、LVDT2EUL(対角化を1度したもの)に逆行列をかける。
 * こうしてできたmatrixをLVDT2EULに入れて、L,Tについてカップリング率を見てみた。LからYへのカップリング率は改善されなかったが、TからR,Pへのカップリング率は1%以下に改善した。
 * LからYへのカップリングはあまり改善が見込めないので、センサーの対角化はこれでひとまず完了したとする。

 * 次にアクチュエーターの対角化を行う。ここでは、0.1 Hzの低周波で各自由度を励起して、フラットな領域での伝達関数のカップリング率を求める。このカップリング率から行列を作り、先ほどと同じように、逆行列をEUL2COILのmatrixにかけることで対角化を行う。(奥富さんの資料を参考)

 * Lをexciteしたときに、Lがあまり揺れなくてYがやたら揺れる。その割に、YをexciteしたときにYが揺れない。
 * 奥富さんのhelpを得つつ調べてみると、COIL H3がきちんと動作していなかった。
 * 原因としてはモデルでDACのchを変えていなかったことによるものであった。これは元々H3のportにDsubでつないでいたが、そこのポートが不具合で使えないため、H4のportにしていた。その後、モデルのADCは修正したがDACは修正していなかった。

'''COIL H3のDACのモデルを変えていなかったので変更した'''
 . これによって、ダンピングがうまくいくようになった。具体的にはL方向にdamping filterを入れたときにYawが揺れなくなった。以前は1.2 Hzで揺れてしまっていた。overviewではH3に信号が入っていないように見えるが、実際はちゃんと働いている。(これはmedmを修正する必要がありそう)

{{attachment:model_modify.png||width=600}}

 * アクチュエータの対角化を行い、対角化する前後でスペクトルを比較した。
 * --(アクチュエータの対角化を行ったところ、dampingはあまり改善せず、むしろ少し悪化する程度であった。そのため、アクチュエータは対角化せずそのままにしてある。)--

 * damping filterを入れる前と後のスペクトルが下図。REFがdampingありの場合。

{{attachment:damped_20180821.png||width=900}}

 * ダンピングありとなし。

{{attachment:damped.png||width=900}}

{{attachment:raw.png||width=900}}

2018/08/21 対角化

  • カップリング率が10%程度より小さくなるように対角化を行う。
  • coupling率から求めた行列は次の通りである。

1

0

0.0144

0.0730

0.0328

0.0571

0

1

0

0

0.0519

0

-0.0128

0.0052

1

-0.0040

0

-0.0177

-0.5385

0.3893

0.0674

1

0

0.1259

-0.2440

-0.3001

-0.0357

0

1

0

0.3269

0.0327

0.2646

0.0581

0

1

  • 上の行列の逆行列をLVDT2EULに左からかけて対角化を行った。
  • 次にもう一度各自由度を励起させ、カップリング率を求めた。
    • L:Yに-0.1140
    • T:Rに-0.1421、Pに-0.1100
    • V:カップリング率は十分小さいので0とした
    • R:カップリング率は十分小さいので0とした
    • P:カップリング率は十分小さいので0とした
    • Y:カップリング率は十分小さいので0とした
  • 先ほどと同様の手順で、LVDT2EUL(対角化を1度したもの)に逆行列をかける。
  • こうしてできたmatrixをLVDT2EULに入れて、L,Tについてカップリング率を見てみた。LからYへのカップリング率は改善されなかったが、TからR,Pへのカップリング率は1%以下に改善した。
  • LからYへのカップリングはあまり改善が見込めないので、センサーの対角化はこれでひとまず完了したとする。
  • 次にアクチュエーターの対角化を行う。ここでは、0.1 Hzの低周波で各自由度を励起して、フラットな領域での伝達関数のカップリング率を求める。このカップリング率から行列を作り、先ほどと同じように、逆行列をEUL2COILのmatrixにかけることで対角化を行う。(奥富さんの資料を参考)
  • Lをexciteしたときに、Lがあまり揺れなくてYがやたら揺れる。その割に、YをexciteしたときにYが揺れない。
  • 奥富さんのhelpを得つつ調べてみると、COIL H3がきちんと動作していなかった。
  • 原因としてはモデルでDACのchを変えていなかったことによるものであった。これは元々H3のportにDsubでつないでいたが、そこのポートが不具合で使えないため、H4のportにしていた。その後、モデルのADCは修正したがDACは修正していなかった。

COIL H3のDACのモデルを変えていなかったので変更した

  • これによって、ダンピングがうまくいくようになった。具体的にはL方向にdamping filterを入れたときにYawが揺れなくなった。以前は1.2 Hzで揺れてしまっていた。overviewではH3に信号が入っていないように見えるが、実際はちゃんと働いている。(これはmedmを修正する必要がありそう)

model_modify.png

  • アクチュエータの対角化を行い、対角化する前後でスペクトルを比較した。
  • アクチュエータの対角化を行ったところ、dampingはあまり改善せず、むしろ少し悪化する程度であった。そのため、アクチュエータは対角化せずそのままにしてある。

  • damping filterを入れる前と後のスペクトルが下図。REFがdampingありの場合。

damped_20180821.png

  • ダンピングありとなし。

damped.png

raw.png

KAGRA/subgroup/AOS/TMS-VIS0/2018-08-21 (last edited 2018-08-22 20:55:49 by SatoshiTanioka)