「真空」は基本的に, ・ダクト,チャンバを含めて26年度(1年間)で全て所定の位置に置き,ダクトは真空排気を完了する. です. これに伴い,以下の点を他グループと調整する必要があります. 26年度の作業のみに関連するものを,列挙します. 1)トンネル内の基準線はどの程度のものがいつまでに引かれるか? 施工業者の測量点(あるいはマーカー)の精度,個数がどんなものか,およびこれを基準として精密測量を行なうことになっている(寺田)が,どれくらいの期間を要するか(ダクト設置を待たなければならないのか). 2)ダクト設置は片腕を先行して完成させ,その後他方を完成させる方式が良いのか? ・コミッショニングの予備試験のようなものを片腕だけで行なうとすれば,この方式になります. ・ただし,設置期間短縮のため数班でダクト設置を行ないたいので,両腕を部分的に設置する必要が生ずる可能性があります(費用や中央真空槽室の込み具合にもよりますが). 3)中央真空槽室に置いたチャンバに,いつからどのような作業が始まるのか? ・防振用架台,クリーンルームなどチャンバ周辺の大物作業はいつから始まるのか? ・ダクトの設置を行なっている1年間の間に中央真空槽室のチャンバーの設置を終えたいので,なるべく早く中央真空槽室での作業を開始したいが,スペースがどれくらい混み合うかによって,ダクトの設置順序が決まります. ・また,その際,中央真空槽室内のクリーン度合いも依存してくるので,設置したチャンバーの内部への防振など各種部品のインストール順序(まあ,鏡は無理ですが)も影響されます. 補)以前に個人的意見として,「常温ILCGTからbLCGTに移行するための現場の作業は何となく二重手間の印象があるので,最初からbLCGTで進めた方が良いと思う」と述べました.iもbもどちらも大変で,仮に,iを経てからbへ移行するにしてもその大変さは変わらないと漠然と思います.