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   1 LCGT Collaboration Meeting 議事録
   2 2010年 3月 1日(月曜) 14:00-17:00
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   4 出席者:
   5 [柏新領域] 中谷・大橋・三代木・石塚・森脇・鈴木・斎藤(芳)・高橋(竜),
   6 [NAOJ] 川村・辰巳・森・上田,
   7 [本郷] 黒田・麻生,
   8 [阪市大] 神田,
   9 [阪大] 田越,
  10 [京大] 安東,
  11 [NICT] 長野,
  12 [Skype] 山本(博)・新井・宮川・内山・佐藤.
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  14 決定事項:
  15 - LCGT の観測帯域・干渉計方式として,帯域可変方式 (VRSE-D) を
  16  採用するという LCGT観測帯域特別作業班の提案を了承した.
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  18 アクションアイテム:
  19 - LCGT のデータ公開のポリシーについて,その検討方法を,Management
  20  group が決める.
  21 - 文書管理を宮川氏にお願いする。当面の対象は、LCGT デザインドキュメント
  22  Ver.3 と ICD。
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  24 議事:
  25 - 進め方 (中谷)
  26 別紙資料「R&D の戦略 -- 状況認識の共有を目指して」
  27 (DocDB JGW-G1000073-v1) 参照.
  28 1: 定例コラボレーションミーティングでの報告
  29  毎回,各サブシステムごとにR&D の状況を短時間で報告.
  30  口頭を原則,時間をかけた議論が必要であれば予め議事をアレンジ.
  31 2: PLUS
  32  この一年間の R&D 項目の洗い出し.
  33  R&Dは実験だけではなく、解析・設計などLCGT プロジェクト開始前に必要な
  34  準備を全て含む。
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  36 - 概算要求 (黒田)
  37 2月15日の会議以降,新しい動きはない.
  38 大橋「学術審議会で大型計画の枠組みが話し合われている.大型計画は
  39 LCGTの他に,KEK のSuper-KEKB,NAO の TMT 等がある.」
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  41 - 真空 (斎藤)
  42 各部品について新しい見積が来ている.
  43 パイプについてはいままで通りの予定だが,チェンバー周辺で R&D
  44 が残っている.
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  46 - 低温 (鈴木)
  47 常温でも超高真空を保つための検討を進めている.
  48 ICRR共同利用研究費を申請中だが額が足りなさそう.
  49 低温懸架は重要だが予算不足もあり進んでいない.
  50 中谷「懸架系も常温と低温の二種類作成する?」
  51 鈴木「そうする必要があると考える.」
  52 内山「外国の成果を考えると日本独自でやる必要はないのではと考える」
  53 大橋「必要ないというよりやる余裕がない」
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  55 - 制御作業部会 (麻生)
  56 宮川氏・宗宮氏とで,アラインメントについての問題を認識している.
  57 リサイクリング共振器をフォールドするかどうかも注目の課題.
  58 変調方式の実現方法については,大前氏が実験を進行中.
  59 Parametric instability について山元氏によりレポートが作成された.
  60 LCGT では問題にならないという結果となっている.
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  62 - デジタル制御 (宮川)
  63 ここ2週間で劇的に進んでいる.CLIO のマスロック制御ができるようになった.
  64 Alignment については麻生氏が神岡に来て導入した.
  65 自動調整の効果でかつてないパフォーマンスも得られている.
  66 km への拡張で大丈夫かどうかを確かめる必要はある.
  67 大橋「100m と 3km の差は具体的には?」
  68 宮川「現在 100m のデータ接続には PCI バスの長距離拡張を使っている.
  69 これは 100m の実績があるが km はなく,LIGO の長距離接続では PCI では
  70 なく reflected memory が使われている.」
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  72 - 環境 (三代木)
  73 CLIO において散乱光対策を行った.
  74 クライオスタットは都丸氏・内山氏の実験があり問題はないと考える.
  75 グラウンディング問題は,CLIO では SK との共有部分があって難しいが
  76 LCGT では孤立させられるので問題ないのではないかと思われる.
  77 熱レンズは,効かないように設計するのが第一だが,問題が出れば LIGO の
  78 熱補償を導入するつもり.
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  80 - レーザーとサファイア (三尾 森脇代読)
  81 レーザーについては特にない.
  82 サファイアに関連して,吸収係数測定装置が動き始めた.
  83 石英サンプルで 1ppm/cm くらいの感度がありそうという結果を得ている.
  84 サファイアのサンプルは国産とCSI社のものを調達した.梶田所長から
  85 頂いた情報に従って,ルビコンテクノロジー社の情報を集めている.
  86 現状では,7インチが最大.品質は CSIのものと比べると劣るかもしれないが,
  87 軸方位は正しく決まるような結晶成長方法で製造しているようである.
  88 鈴木「ルビコンテクノロジー社はKyropoulos法だったと記憶している.」
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  90 - 解析 (神田)
  91 明後日ミーティング.ホワイトペーパーを作る予定.
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  93 - TAMA (辰巳)
  94 PLUS での議論で LCGT の R&D むけて実験項目を検討中.
  95 今年度は CLIO 最優先ということで TAMA の活動は低かった.
  96 高橋「来年度は RSEとサスペンションの二本立て.サスペンションは
  97 常温の MC と リサインクリング鏡を想定したものを対象とする.」
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  99 - CLIO (大橋)
 100 土日にしかうまく感度が測れないという制約のもとで,感度向上の試行を
 101 進めている.デジタル制御は宮川氏の報告のとおり成果が出ている.
 102 さらに先日のチリの大地震のため地物干渉計のデータの重要度が上がって
 103 おり,CLIO はサイレントモードにならざるを得ない.
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 105 - GWADW (黒田)
 106 GWADW の登録が今日からオープンに.
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 108 - 一般向け講演会 (大橋)
 109 杉山氏・三尾氏による一般講演会を,3月13日,一橋記念講堂にて行う.
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 111 - 文書管理 (中谷)
 112 当面、LCGT デザインドキュメント Ver.3 と ICD の二種類が対象.バージョン
 113 管理とツールの整備が主なタスク.そのとりまとめ役が必要になっている.
 114 ICD について実績のある宮川さんにお願いしたいと考えている.
 115 宮川「引き受け可能.」
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 117 - 5年目のかたち (大橋)
 118 予算上の区切りとなる 5年目にわかりやすい到達点を設定することが動機.
 119 結論は別紙資料 (DocDB JGW-M1000075-v1).
 120 5年目の観測は,エンジニアリング run ではなく,コミッショングを
 121 やらないサイエンス run として行いたい.
 122 中谷「8年後に観測が始まるという約束でプロジェクトを始めるので
 123 7年間の終わりを見据えたシナリオが必要なので検討して欲しい.」
 124 大橋「RSEの実現方法などの検討を託す新たな作業部会が必要である.」
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 126 - PLUS の報告 (三代木)
 127 メール添付の別紙参照 (DocDB JGW-G1000074-v2).
 128 中谷「LCGT スタート前に予算があると画期的によくなることはある?」
 129 三代木「予算不足よりマンパワー不足が大きい」
 130 高橋「人員不足のため予算があってもやりきれないおそれあり」
 131 鈴木「KEKで低温関係の人員増はなし。クライオスタット研究に 
 132 学生を当てるのは難しい。」
 133 新井「3重点+デジタルで増員を要求する図式になっているが,対応策は?」
 134 中谷「ここで即答するには難しいが,みんなが納得した上で濃淡をつける
 135 必要があると思っている」
 136 
 137 - 帯域作業部会 (安東)
 138 別紙資料参照 (DocDB JGW-M1000068-v1).
 139 帯域可変方式を提案する.
 140 新井「OMC への要求が変わるので注意.」
 141 森脇「ダークポートの OMC で RF を通さなくてよくなるが,他のポートでは
 142 RF のフォトディテクタは依然必要ということ?」
 143 安東「そう,OMC の設計上の制限ではゆるくなる」
 144 中谷「スケジュール面では?」
 145 安東「最終的に VRSE-D になることを目標とするが,
 146 TAMA のように段階的に鏡を増やしていくことになる」
 147 
 148 - データ公開のポリシーについて (川村)
 149 LIGO の LSC ではデータ公開の方法について骨格ができつつある.検出フェーズ
 150 では,Publish 済みのデータから逐次オープンにし,その後の観測フェーズでは
 151 全データをオープンにする,というもの.
 152 NSF からは,あらかじめ決めた時間で切ってフェーズ移行するべきという
 153 意見が出ている.
 154 GWIC 内でデータ公開についてのサブグループができた.
 155 川村の意見として,LCGT では,時期尚早という気もするが,
 156 意見をだすのが遅れると我々の意向が入れられなくなる恐れあり.
 157 マネジメントサイドで,時期的なこと,LIGO, VIRGO との関係等,
 158 方針を出してほしいと考える.
 159 中谷「方針を出すに当たって時期的なことは?」
 160 川村「7月頃までになにか出したい.」
 161 黒田「マンパワーに注意を払う必要がある.みんなが理解できるデータに
 162 再加工する必要があるので.」
 163 川村「LIGO は方針を早く決めたいが,VIRGO と LCGT の意向を入れない
 164 わけにはいかないので,合意がスムーズにすすむようにしたいのではないか」
 165 山本「NSF から早く方針を決めてほしいという要求がきている」
 166 新井「各プロジェクト間のデータ共有とここでいうデータのオープン化と
 167 どういう関係?」
 168 黒田「いままで LSC 加入者にオープンという話があったが,
 169 NSF はいかなる人にもオープンにして欲しいという要求を出している.」
 170 中谷「いかなる人にもオープンにする最終形に向けて,哲学的なことではなく
 171 手続的なことを議論しておくことを要求されていると考える.」
 172 安東「外圧があるからではなく,研究成果を社会に還元するという自発的
 173 意識を持ってデータを公開することが大切」
 174 辰巳「一般オープンの前に行われる LIGO, VIRGO とのデータ共有のことを
 175 決めておかなければいけないので注意」
 176 中谷「あとで川村氏からメールで論点を送ってもらうので,それを元に
 177 議論したい」
 178 
 179 - 次回 3月 15日

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