感度曲線候補
パラメタ選択
入射パワーは75Wに固定、PRGは11に固定、DC readoutを仮定し、
readout phaseは80度に固定する。その上でフィネスとSRM反射率
を選ばなければならない。7月2日の検討会で、BRSEでの感度とDRSE
での感度を総合的に考えてT=0.008、rs=0.94あたりがいいのでは
ないかとの考え方が示された。ここでは第二候補としてあげられた、
T=0.006、rs=0.94、およびBRSEとDRSEそれぞれの感度を最適に
するパラメタ(T=0.004;rs=0.88、T=0.009;rs=0.96)を用いた
ときの感度曲線、の4つを示す。TはITMの強度透過率、rsはSRMの
振幅反射率である。DRSEのデチューン位相は中性子連星への感度が
最適になるように選んである。
腕のロスは70ppm/roundtripとしており、T=0.004のときは
実際はPRGが11まで上がらないが、それはここでは考えないもの
とする。リサイクリングキャビティ内でさらに2%のロスを仮定、
PDの検出効率は90%としている。
どれがよいかの詳しい分析はデータ解析班にゆだねることとする。
数値データは最後に添付する。
ゆるやかなデチューン
さて、これまではBRSEと中性子連星に最適になるDRSEを示して
きたが、BRSEに近いあたりでデチューンすることも可能である。
以下にその図を示す。T=0.008、rs=0.94としている。
SRM制御に関しては、pi/2(±0.1rad)と1.4±0.1radくらい
で選択できる制御を導入することを検討しており、目論見通り
いけば上記の感度曲線はどれも実現できることになるが、まだ
どうなるか分からないので、どのデチューン位相が必要となる
か知っておきたいところである。
※例えば、もしBRSEより1.5radくらいのデチューンの方が
よいということになればBRSEの制御がいらなくなり、位相変調
だけで制御系を構成できることになる、といったことである。
データファイル
以下が数値データである。パラメタはファイル名から分かると思う。