LCGT-AOS meeting 議事メモ ------------------------------------------- http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/LCGT/subgroup/AOS ------------------------------------------- 日時:2011年9月2日(金) 13:00~17:00 場所: NAOJ 北研3F 310号室 + EVO 参加: 麻生、長野、寺田、高橋、武者、大前、阿久津 + EVO確認した限り: 三代木、上田、宗宮、宮川、榊原、鈴木、内山 ■その1 AOSについても、LIGO DCCが見られるようにお願いする。 (まずは次の四半期協力要請にて。) ■その2 Viewportについて ・Viewportは、実際のところ実効的に最大dia 100mmくらい。 ・IR/Greenのコーティングやwedgeが必要な箇所がある。 ・場合によっては両方のARが必要になることも。 ・OptLev用はwedgeなしのほうがよさそう(想定している方式を要確認) ・長納期になりそうなので、いずれにせよ早めに進めたい→A/I参照 ■その3 Beam transmit telescopeについて 先日LIGOから送られてきたETM後用の 軸外し放物面telescopeは、 1.5mくらいの大きさ。かなり大きい。 LCGTは真空槽自体が1.5m直径。よってこのtelescopeそのものを われわれの用途につかうことはできず、なんらかの再designが必要。 故に、われわれとしては、 「1つのtelescope unitとして組む必要は必ずしも無く、 各光学部品を取り回せる範囲で配置する事によって望遠鏡機能を実現する」 という設計思想をとることにした。 ■その4 真空槽の設計について。 Viewportが45度の位置に、ばってんに円筒を通したように配置されていると じつはビームを外にだしづらい(寺田さんコメント) 横開きだと、そのちかくに光学定盤をおけないから、もう一工夫してほしい。 Type-B SASの脚が、viewportに対して邪魔になりそう。 ■その5 SASまわりの、大角度散乱に対するbaffleは、必要かどうか? つけられればつけたらいいが。。。くらい。 すべてのbeam baffleやdumpをつったほうがよい、ということだが、 どうしてそれが必要になるのか、というところは実はよくわからない。 LIGOなどの経験によれば、そうなっているが、散乱光は曰く言いがたい。 少なくともiLCGTでは、抑えるべきところを抑えられていればよいのでは? ■その6 Optical Leverについて。 UTBに協力要請中(高橋さんコメント)。 光テコは神岡の**岩盤**にたてた支柱にとりつける必要があるはず。 そのような工事がなされる予定だったか、確認する必要あり。 ファイバーでよさそうだし、ファイバーがよさそう。 色はHeNe? QPDの性能と入手性で色はきまってしまうだろう(←コメントsomeone)。 ■その7 もののついでであったが、 PDの散乱光についてデータをとっておく必要有り。 機種や、beamに対しての配置の仕方など。ブルースターで配置? ちなみに、坪野研にてPDの受光面不均一性の測定実験中。(←麻生さんコメント) それについて、PDは個体差が大きいようなので、実際に使う前に 全数検査が必要だろうとのこと。(←新井さんコメント via 阿久津) ■その8 汎用の、beam dumpについて。 TAMAの新井さんデザインのやつでいいのでは。 搭載するNDフィルターはどんなものが最近はいいのか? 各研究室とも、もっといろんな方式を考案しておいたほうがよい。 ■その9 新たなtask/activity? ・ 腕内の初期アラインメント用自動ターゲットの選定、調達 ・ radius 4mmのbeamをprofileする方法 ・ 坑内の大移動は何を使って? ■その10 CCDモニター。 地味だが重要。 1. 鏡の表面を見たい。ビームスポットの位置がわかるとなおよい。 2. 真空槽内のできるだけいろいろな箇所を直接みたい の2点があり、量は結構必要。 ■その11 Initial Alignment 干渉計の最初期の位置決め、作って行き方。 調達としては、オートコリメーターなどをそろえておく必要有り。 このtaskは主干渉計にassignされた。 ■A/I 以下、action itemsと、担当する人を列挙してあります。 (1) CAD関係 [→高橋] 真空槽内に、ミラーのほかにSAS懸架系の脚も配置したCAD図を作成し、 AOSへ流す。 (2) Beam 配置案の作成、viewport の配置修正案の提案 [麻生、寺田、長野、阿久津、ほかAOSメンバー] 上記のCADをもとに、散乱光対策1や、telescope配置や、viewportの配置などの設計を 進めるために、signal beamやghost beamのとりまわしを考え、CADに落としこむ。 いくつか各自で案があってよい。 その際、できれば、viewportから外へだすところまでを考慮する。 ある程度、案がでてきたところで、必要があればまた集合して案をつめる。 すべてを記入すると、たとえばSASの脚にメインビームがぶつかっていたりしうる!! (3) Viewport のおおまかな仕様情報の収集 [→麻生、寺田、高橋、阿久津] 主干渉、入出射、防振それぞれのグループは、 それぞれ必要なviewportの枚数とコーティング、 (できればwedgeも?)についての情報をAOSに集積する。 ※その後、これをもとに見積もりを依頼。予算と要相談。 (4) Telescopeに使うミラーについて確認 [→阿久津] Telescopeの初段は結局、ITMと同じくらいの直径にならざるを得ない。 しかも曲率がけっこうきついはずである。 製造可能か、などを鏡Gに確認する。 (5) Beam dump/baffleについて確認 [→阿久津] Ghost beamについても結局太い。Ghost beam用のtelescopeなどで 径を小さくすることも考えられるが(teleを使わずともできるかも) 保険の意味で大きなbeam dumpを確保しておいてもよいはずである。 このような大口径のbeam dumpについて製造可能性を鏡Gに確認する。 (6) 工事について [→だれだっけ?] 岩盤にアンカーをうって支柱をひきだせるような工事をする予定だったか、要確認。 (7) 大口径beam profilerについて [→大前] 市場にあるか確認。 ※なければないで、自作するのか?⇒あらたなtask? (8)CCDについて [→麻生、寺田、高橋] とくに真空槽の中で、CCDで直接モニターしたい箇所を列挙し、 AOSにその情報を集積する。 (9) その他 [→AOSメンバー] AOSのタスクは、光学とみせかけて実は機械、機工系な、メカニカルなもの であることこが多い。 (決まった光学部品をそのメカニカルに組み込む、という仕事が多い) よって、メカニカルが設計できる企業を随時探す。 ※ある程度までわれわれが設計をすすめ、あとは外注できれば 人的リソースの少なさを補えるかもしれない。 たとえば天文台ATCの工場なら、たのめば(自分たちが手一杯でも)機械系の企業を 紹介してくれるかも(←阿久津いま思いつきコメント) (10)その他2 [→だれだっけ?] LCGT関係の作業をする上で必要そうなソフトや物品どは、 ICRRで買ってもらえるのか??確認。 ■そのほか、阿久津の所感 すでに本日の説明資料で1つのtaskを複数のactivityに分割しておいたが、 taskをまるごと特定の個人なげるのは非現実的であるようだ。 (ただの設計開発のほかに材料調達なども含むため) 故に、「各activity」に対して人を具体的にassignする方向にしたほうが よさそうである。ケースバイケースで。