- ・日時: 2011年12月5日(月) 17:40-19:50
- ・参加: 黒田, 川村, 梶田, 大橋, 神田, 内山, 阿久津, 三代木, 寺田,
- 宮川, 高橋, 山元, 安東, 上田, 榊原, 山本, 斎藤, 宗宮
- ・議題: LCGTロードマップ策定について主な論点の議論
- ・議論:
- - 論点(1) : 2014年度の建設計画
- 2014年度計画に関しては大きな異論はない.
- 補助光学系計画について (阿久津)
- バッフルのインストール計画
-> ダクトバッフルは真空, シールドダクトは低温の範疇.
- 入射光学系についても補助光学系は補助光学系Gが担当.
- バッフルのインストール計画
- - 論点(2) : iLCGTの位置づけとスケジュール
- iLCGTでは感度は問わない、という点を確認.
-> 安定度を確認する、などチェックポイントは設けるべき (神田)
- iLCGTは内部の計画なので、時期が変化しても良い(梶田)
- iLCGTでは感度は問わない、という点を確認.
- - 論点(3) : 常温RSEの位置づけと計画
- 主干渉計案としてシリカ鏡では常温RSEを行わないプランを提示. (麻生)
- bLCGT観測開始を早めるには並列度を上げるか無駄を省くか.
-> 並列化とともに常温RSEを省くのが良い、という提案.
- iLCGTはより現実的な計画に.
- bLCGT観測開始を早めるには並列度を上げるか無駄を省くか.
- 主干渉計案としてシリカ鏡では常温RSEを行わないプランを提示. (麻生)
- - 論点(4) : 防振系のアップグレード計画 (高橋)
- BSまでの光学系用防振装置として、スタック+Type-B payload
- をbLCGTもしくは途中まで使用する案について、議論を整理.
-> 防振系性能(並進/角度の低周波数RMS変動, 観測帯域防振性能)
- 議論
->現時点ではType-B防振系の準備を取りやめることにはならない
- 常温RSE議論の中で最初からFull Type-Bを入れる案もでている.
- 上記(2)-(4)をまとめての議論
- bLCGT観測開始時期について
- - 現実的に考えるとこれまでより1.5年-2年遅れることになりそう.
- - RSE期間も実際には伸びるてしまうのでは? (宮川)
- - 初観測に乗り遅れるのは困る (神田)
- - 大型干渉計動作の経験を積むことは重要. できない計画を立てて
- ずるずる遅らせるのではなく、できる計画を立てることが重要.
- コミッショニング時の失敗を開くすために事前準備が大事(山本).
- - 予算計画上、あまり遅らせるのは得策ではない.
- 現在想定されている予算要求計画: 概算要求 2013-16年度, 2017年度運営費要求.
- かといって、リスクを増やすのではなく、着実な計画が望ましい(梶田)
- 防振系・鏡・干渉計計画
- - 最初からFull Type-B SASを入れることで計画の無駄を低減する案(麻生).
-> External Reviewの後の議論でそれをやめた経緯もある(安東).
- - 7km-Flatで最後までやるなら、シリカITM+サファイアETMが早期に準備でき、時短が可能(宗宮).
- 鏡の計画(CSIRO)に不確定性がある -> 三尾先生らが訪問して結論を出すはず(山本).
- - モードマッチを取り直すためにiLCGT-bLCGT間で入射部防振系の移動が必要.
-> 移動は可能. SASの再調整を最初からやり直し、という必要はない.
- bLCGT観測開始時期について
- - 論点(1) : 2014年度の建設計画
- ・決定事項:
- 2014年度(トンネル掘削後の1年間)の計画は真空G提示のものと整合する形でまとめる.
- 干渉計コミッショニング計画について比較しやすい形で案をまとめ、意見集約をする.
- ・A/I:
- 各サブシステムプランをアップデート.
- 防振系アップグレード計画について検討を継続 (防振G)
- 干渉計コミッショニング計画について複数案を比較検討できる形にまとめる(麻生)
-> 全員の意見をとりまとめて次回議論. できれば結論をだす.
- ・次回: 12月12日(月) 17:00- (LCGT Collab.会議後)
- 12月は毎週月曜日開催の見込みです。