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== 偏波保持光ファイバー(型番:P3488PMFC2FCAPC)の性能測定(2017/8/7) ==
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'''実験方法''' <<TableOfContents(4)>>
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実験の[[attachment:詳細]] == Optical layout for ALS ==
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測定開始時から10分間はクリーンルームのエアフィルターをONにし、残りの10分間でエアフィルターをOFFにし、静かな環境で測定した。 === Optical layout in PSL room ===
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さらに透過光に関しては上記の条件に追加で2分間ファイバーを揺らし続けた。透過率は約53%である。  [[GreenOpticalSystemPSL|Optical system for ALS in PSL room]]
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実験レイアウト1[[attachment:実験レイアウト1.png]] === Mode matching system at POP/POS table ===
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実験レイアウト2[[attachment:実験レイアウト2.png]]  [[ModeMatch|モードマッチ光学系 リンク]]
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'''結果''' -----
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ファイバーの入射光量の時間変化(実験レイアウト1)[[attachment:input.jpg]] == Experiment ==

=== PLL system ===

 過去の記録 [[PLL|PLL system]]

----

=== PDH system ===

||2018/01/22||
  Phase shifterを用いて復調信号の位相を調節してキャビティーをロック

 __実験レイアウト__
   {{attachment:PDHexperiment2.png|PDHlayout2|width="500"}}

 __結果__
  前回と比べてより安定なロックに成功(時間的にも外乱に対しても)
   __今後の予定__
    * 安定度の定量的な評価
    * 1/31ごろにAOMが届く -> レーザーの周波数でロック
  {{attachment:PDHLock2.png|20180122_PDHlock|width="600"}}

||2017/10/04||
  Common Mode Servoを用いて共振器ロックを試みた。
  (AOMがまだ手元にないため共振器のエンドミラーに付いているPZTにフィードバック)

 __実験レイアウト__
  1. EOMを用いて32MHzで変調
  2. 共振器の反射光をPBSでピックオフ
  3. 反射光のsignalを復調
  4. MCサーボを通り共振器のエンドミラーのPZTにフィードバック
  {{attachment:PDHexperiment.png|PDHlayout|width="500"}}

 __結果__
  共振器のロックに成功 (ロックした時間はおよそ7分間)
   __今後の予定__
    * Common Mode Servoのアンプやフィルターの設定を煮詰めて安定したロックを目指す。
    * AOMが届き次第、AOMを用いてより本番に近い形で実験を行う。(AOMは1月に納品予定)
  {{attachment:20171004_PDHlock.png|20171004_PDHlock|width="600"}}
Line 22: Line 60:
ファイバーの透過光量の時間変化(実験レイアウト1)[[attachment:output2.jpg]] ----

=== Fiber ===

||Fiber関連まとめ (2018/03/28 Greenレビュー用資料)||
 * https://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=8103
Line 26: Line 69:
λ/2の回転角度に対する透過光量の変化(実験レイアウト1)[[attachment:output1.jpg]] ||Intensity noise (2017/10/11)||
  Green用のファイバーとして以下の2つについて透過光の強度揺らぎを測定 (測定時間は約12時間)
   * ''偏波保持シングルモードファイバー (P3-488PM-FC-5)''
   * ''Pigtail付き偏波保持シングルモードファイバー (CSF2-532-PM460-APC-SP)''
Line 28: Line 74:
λ/2の回転角度に対する入射光,透過光のS偏光,P偏光の割合の変化(実験レイアウト2)[[attachment:polarization.jpg]]  __実験レイアウト__
Line 30: Line 76:
S偏光を入れた時のPBSの反射光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:soutput.jpg]]   {{attachment:GrFiberTransLayout1.png|GrFiberTransLayout|width="500"}}
Line 32: Line 78:
P偏光を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:poutput.jpg]]  __結果__
Line 34: Line 80:
斜め反抗を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:45output.jpg]]   {{attachment:GrFiberTrans_171011.png|GrFiberTrans_171011|width="600"}}
Line 36: Line 82:
'''光ファイバーにはp偏光を入れる予定'''  __補足__

  ピグテール付きファイバーは両端をピグテールにするためにFC/APCをアダプタ(ADAFCPM1)で接続

  このアダプターで'''50%以上のパワーのロス'''があり強度揺らぎも大きい...
Line 39: Line 89:
== SR2後ろのモードマッチ光学系 ==
Line 41: Line 90:
'''腕キャビティーに共振するときのビームパラメーター''' ||偏波保持光ファイバー(型番:P3488PMFC2FCAPC) (2017/8/7)||
 __実験方法__
Line 43: Line 93:
||<|2>Mirror||<-2>q-parameter||<-2>Waist radius [um]||<-2>Beam radius [um]||
||qx||qy||W0x||W0y||Wx||Wy||
||ETMy (HR)||<-2>1500+774.596669i||<-2>11452.985||<-2>24961.202||
||ITMy (HR)||<-2>-1500+774.596669i||<-2>11452.985||<-2>24961.202||
||BS (HR)||-1017.395803+291.640196i||-1020.788465+291.640312i||7039.893||7027.562||25626.193||25581.808||
||SR3 (Input)||12.597037+0.039779i||12.599351+0.039928i||82.075||82.228||25991.002||25947.259||
||SR2 (HR)||1.530937+0.039779i||1.533251+0.039928i||82.075||82.228||3159.777||3158.650||
||SR2 (AR)||1.179513+0.026317i||1.181989+0.026422i||66.757||66.891||2992.774||2993.064||
  実験の[[attachment:詳細]]
Line 52: Line 95:
'''モードマッチ光学系'''   測定開始時から10分間はクリーンルームのエアフィルターをONにし、残りの10分間でエアフィルターをOFFにし、静かな環境で測定した。
Line 54: Line 97:
条件   さらに透過光に関しては上記の条件に追加で2分間ファイバーを揺らし続けた。透過率は約53%である。
Line 56: Line 99:
* ファイバーからの出射光のウエスト半径は350um   実験レイアウト1[[attachment:実験レイアウト1.png]]
Line 58: Line 101:
* SR2 AR-surfaceから定盤までの距離はおよそ2m   実験レイアウト2[[attachment:実験レイアウト2.png]]
Line 60: Line 103:
[[attachment:SR2後のモードマッチ光学系レイアウト.png]]  __結果__
Line 62: Line 105:
'''モードマッチ光学系を通したときのビームパラメーター'''   ファイバーの入射光量の時間変化(実験レイアウト1)[[attachment:input.jpg]]
Line 64: Line 107:
||<|2>Mirror||<-2>q-parameter||<-2>Waist radius [um]||<-2>Beam radius [um]||
||qx||qy||W0x||W0y||Wx||Wy||
||Fiber coupler||<-2>0 0.723393i||<-2>350||<-2>350||
||L1 (Input)||<-2>0.216+0.723393i||<-2>350||<-2>356.439||
||L1 (Output)||<-2>-0.108260+0.015961i||<-2>51.989||<-2>357.827||
||L2 (Input)||<-2>0.674740+0.015961i||<-2>51.989||<-2>2198.399||
||L2 (Output)||<-2>-0.866772+0.026516i||<-2>67.009||<-2>2191.478||
||SR2 (AR)||<-2>1.143228 + 0.026516i||<-2>67.009||<-2>2889.871||
||ITMy (HR)||-1467.319819+735.295527i||-1541.981933+829.111641i||11158.655||11849.155||24907.118||25020.681||
||ETMy (HR)||1532.680181+735.295527i||1458.018067+829.111641i||11158.655||11849.155||25797.725||23970.549||
  ファイバーの透過光量の時間変化(実験レイアウト1)[[attachment:output2.jpg]]

  λ/2の回転角度に対する透過光量の変化(実験レイアウト1)[[attachment:output1.jpg]]

  λ/2の回転角度に対する入射光,透過光のS偏光,P偏光の割合の変化(実験レイアウト2)[[attachment:polarization.jpg]]

  S偏光を入れた時のPBSの反射光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:soutput.jpg]]

  P偏光を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:poutput.jpg]]

  斜め反抗を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)[[attachment:45output.jpg]]

  * 光ファイバーにはp偏光を入れる予定

----

=== Others ===

||PD 感度特性評価 (2017/09/29)||
  PD(浜ホト、S2386-18L)の532nmにおける感度特性の評価

 __結果__
  電流-電圧変換に51Ohmの抵抗を使用したことを考慮すると、
   * PD1 0.3298A/W
   * PD2 0.3445A/W
  (スペック値では532nmにおいておよそ0.33A/W)
  {{attachment:20170929_PD.png|20170929 PD|width="700"}}

----

||Beam dump (2017/09/08)||
  可視光用のビームダンプがIRでも使えるかをチェック

 __実験方法__
  1. ビームをダンプに当てたときのダンプ表面を撮影
  2. ダンプの反射光を確認

 __結果__
  1. 以下の画像参照
  2. 反射光は確認できず
   => 可視光用でも問題なし(今後、定量的に判断できる材料が必要)

 '''IR (Filterあり)'''

 {{attachment:IR_Filter.jpg|IR Filter|width="300"}}

 '''IR (Filterなし)'''

 {{attachment:IR.jpg|IR|width="300"}}

 '''Green (Filterなし)'''

 {{attachment:Gr.jpg|Green|width="300"}}

-----

ref

PR2光学定盤,
http://klog.icrr.u-tokyo.ac.jp/osl/?r=3684

Dichroic steering mirror for POP/GreenX
http://klog.icrr.u-tokyo.ac.jp/osl/?r=3760

Green Laser Project

Optical layout for ALS

Optical layout in PSL room

Mode matching system at POP/POS table


Experiment

PLL system


PDH system

2018/01/22

  • Phase shifterを用いて復調信号の位相を調節してキャビティーをロック
  • 実験レイアウト

    • PDHlayout2

    結果

    • 前回と比べてより安定なロックに成功(時間的にも外乱に対しても)
      • 今後の予定

        • 安定度の定量的な評価
        • 1/31ごろにAOMが届く -> レーザーの周波数でロック

      20180122_PDHlock

2017/10/04

  • Common Mode Servoを用いて共振器ロックを試みた。 (AOMがまだ手元にないため共振器のエンドミラーに付いているPZTにフィードバック)
  • 実験レイアウト

    1. EOMを用いて32MHzで変調
    2. 共振器の反射光をPBSでピックオフ
    3. 反射光のsignalを復調
    4. MCサーボを通り共振器のエンドミラーのPZTにフィードバック

      PDHlayout

    結果

    • 共振器のロックに成功 (ロックした時間はおよそ7分間)
      • 今後の予定

        • Common Mode Servoのアンプやフィルターの設定を煮詰めて安定したロックを目指す。
        • AOMが届き次第、AOMを用いてより本番に近い形で実験を行う。(AOMは1月に納品予定)

      20171004_PDHlock


Fiber

Fiber関連まとめ (2018/03/28 Greenレビュー用資料)

Intensity noise (2017/10/11)

  • Green用のファイバーとして以下の2つについて透過光の強度揺らぎを測定 (測定時間は約12時間)
    • 偏波保持シングルモードファイバー (P3-488PM-FC-5)

    • Pigtail付き偏波保持シングルモードファイバー (CSF2-532-PM460-APC-SP)

  • 実験レイアウト

    • GrFiberTransLayout

    結果

    • GrFiberTrans_171011

    補足

    • ピグテール付きファイバーは両端をピグテールにするためにFC/APCをアダプタ(ADAFCPM1)で接続

      このアダプターで50%以上のパワーのロスがあり強度揺らぎも大きい...

偏波保持光ファイバー(型番:P3488PMFC2FCAPC) (2017/8/7)

  • 実験方法

    • 実験の詳細 測定開始時から10分間はクリーンルームのエアフィルターをONにし、残りの10分間でエアフィルターをOFFにし、静かな環境で測定した。 さらに透過光に関しては上記の条件に追加で2分間ファイバーを揺らし続けた。透過率は約53%である。

      実験レイアウト1実験レイアウト1.png

      実験レイアウト2実験レイアウト2.png

    結果

    • ファイバーの入射光量の時間変化(実験レイアウト1)input.jpg

      ファイバーの透過光量の時間変化(実験レイアウト1)output2.jpg

      λ/2の回転角度に対する透過光量の変化(実験レイアウト1)output1.jpg

      λ/2の回転角度に対する入射光,透過光のS偏光,P偏光の割合の変化(実験レイアウト2)polarization.jpg

      S偏光を入れた時のPBSの反射光量の変化(実験レイアウト2)soutput.jpg

      P偏光を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)poutput.jpg

      斜め反抗を入れた時のPBSの透過光量の変化(実験レイアウト2)45output.jpg

    • 光ファイバーにはp偏光を入れる予定


Others

PD 感度特性評価 (2017/09/29)

  • PD(浜ホト、S2386-18L)の532nmにおける感度特性の評価
  • 結果

    • 電流-電圧変換に51Ohmの抵抗を使用したことを考慮すると、
      • PD1 0.3298A/W
      • PD2 0.3445A/W
      (スペック値では532nmにおいておよそ0.33A/W)

      20170929 PD


Beam dump (2017/09/08)

  • 可視光用のビームダンプがIRでも使えるかをチェック
  • 実験方法

    1. ビームをダンプに当てたときのダンプ表面を撮影
    2. ダンプの反射光を確認

    結果

    1. 以下の画像参照
    2. 反射光は確認できず
      • => 可視光用でも問題なし(今後、定量的に判断できる材料が必要)

    IR (Filterあり)

    IR Filter

    IR (Filterなし)

    IR

    Green (Filterなし)

    Green


ref

PR2光学定盤, http://klog.icrr.u-tokyo.ac.jp/osl/?r=3684

Dichroic steering mirror for POP/GreenX http://klog.icrr.u-tokyo.ac.jp/osl/?r=3760

GreenLaser (last edited 2018-03-29 08:55:59 by KazuyaYokogawa)