PR2 pitchが傾いてる問題ミーティング
参加者: 和泉、苔山、川村、宮川、中野、三代、榎本、新井、三代木(神岡)、 正田、阿久津(天文台)
(傾きチェック手順)
- PR2 oplevのinput beamをレーザーレベルを使って水平にする
- PR2 AR面での反射光が1mのところで6mm打ち上がっていれば良い
(原因がPR2だったとすると、何が起こっている?)
アクチュエータ(IMのpitch)の可動範囲 -> OSEMの機構を変えてからは測ったことがない。
以前アセンブル中にPR2のミラーが傾いてしまったときは、nominalから12mradほど傾きました。(klog) ミラーがRMに対してここまで傾くと、recoil massからミラーを止めるEQ stop screwのひとつがミラーに届かないという事象が発生します。 また、このときミラーの傾きをはじめからIMでの補正してIRMを組み立てるよう試みたのですが無理だったので、今からIMの傾きだけで10mrad補正するのは難しいと思います。IM OSEMのレンジは約±3mradで、この範囲で動くことは確認済みです。(正田)
- アクチュエータが今回の傾きの原因では? → IMのOSEMの信号は動いていない(IMの傾きは変わっていない)ので多分大丈夫
- TMだけが動く可能性は? → 可能性はある。(ワイヤーがスリップするなど)
- IMより上が傾いた場合は?→ IMが1本吊りなので、IMより上が傾いても、IMはほぼ傾くことはない
- oplevのdriftが気になる。どんどんずれていったのの通算が実は大きいってことがある?→driftはほぼyaw。pitchはほぼ動かない。
- 今日の作業でガーディアンをsafe stateを使ってた。大丈夫?
→ IM OSEMのpitchの信号を見るのが一番。だいぶ変わっているが…->IMのmoving massを動かしたから。play backを見て確認。
ただ、最初の状態と比べて今がどうなってるかは簡単には分からないので、とりあえず上記の方法で測ってみましょう。
ミラーが10mrad傾いているとすると、上下1mmずれているはず。 なのでまずは肉眼で確認。 横から見れば上下の穴から角が見える。 AR面から見てOSEMも確認