2017/7/3 15:00-16:00 AEL meeting
- 出席者: 宮川、上泉、霜出、戸村、道村、阿久津、粟井
1. 現在進んでいる回路の進捗状況
- 発注状況
- 1U 筐体 6月2日、9日にスタンダード、19日、20日RF30台で合計80台納入
- 6/15にレギューレーターボード200台納品、16日検収。
- 6/12にRF系の部品を発注した。納期が8月末。
- LVDT driverとdistributorのパネル、追加4セット文のGEO phoneのパネル6/12に発注。23日に完成したが、Fedexのトラブルで発想が延期。
- RF関連の部品調達部品実装まで、基板30枚6月30日に納品完了。
- パネルをこれから発注予定。
- LVDT combinerの残り6台分が6月8日に納品完了。
I&Q demodulatorは部品表をデンセイに送るが、遅れ気味。
- リンエイにSMAケーブルを発注済み。7月中に納品予定。
- ササキにD-SUB変換ケーブル発注済み。7月中に納品予定。
- パーツが高額なため、60枚、15台づつに分ける。一部RF部品を別で頼む。
- 組み込みは必要台数は霜出さんにやってもらう。残りはデンセイに頼む予定。
- ササキにD-SUB9pin 40cmケーブルを200本発注済み。納品は少しかかる予定。
- CRY
- 8台7月に欲しいので、手持ちの20台のうち8台をCRYように改造。それようのパネルを発注。残りは下期。
- 基板は同じもので、抵抗だけ変える。抵抗は入手済み。タイミングを見て交換する。
- Top図は別番号、パネルはフロント側だけ別番号。RFのパネルと同時に発注。
- 8台7月に欲しいので、手持ちの20台のうち8台をCRYように改造。それようのパネルを発注。残りは下期。
- ISS
- EAGLEからAltiumに変換して設計中。細かい問題はあるが、順調。
- LVDT driverはニケフに発注された。Input 25枚、Mainが10枚。10台分で、予備がInput5枚。
2. 検査体制
- HPCDの50台のうちの回路室にある分の45台分、伝達関数の測定が完了。
- Coil outで測定している。LPCDにも適用予定。
- 伝達関数測定において、HPCDのCoil outは出力にコンデンサがついている。Coil outの開放で測定するのが一番いい。
- ノイズはDewhiteningオフのものしかきちんと測れない。
- LIGOもNMを使って測定している。
- NMは10HzからkHzまで測定可能
- HP, LP回路室にあるもののノイズは測定済み。合計70台のうち19台分がまだ測れていない。
- Coil outで測定している。LPCDにも適用予定。
- Watch dogが動作するかの簡易検査。FCとSCの出力から、きちんとWatch dogが働いていることが確認された。
- 一台異常なものがある。
- Watch dogのリレーが動くかどうかの確認をした。HPCDについては実際の電圧を最後にかけて動作を確認した。閾値7Vで、6.8Vで1分以上働かないこと、7.4Vで10秒以内(実際には7-8秒)で働くことを確認。14Vとかだと1秒程度で働くことを確認。LIGO-T0900232-v1を参照。
- LIGOのHPCDとノイズの比較。抵抗がKAGRAの方が大きいのとDewhiteningの段数が多い。LIGOは40オームで終端して測定、KAGRAは開放端で測定。
3. 防湿材
- 引き続き検討。
- そもそも必要か?
- やるとしたら製作済みの電源ボードを10枚くらい。
- どれくらいもたせたいか?
- 方法は?材質、厚さ、マスキング方法など。
- どうやってテストする?
- 14日午前に業者と打ち合わせ。
- 接点がやられる?
- 金メッキで回避できるか?
4. トラブル報告等
前回会議までのトラブル
- RFPDが故障した。昔は何台か、最近は1台壊れた。
- LVDTのドライバーのパネルのザグリ量が大きすぎて、薄い金属部分でとめるだけになっていて、ケーブルをはめた時点で穴が空いてしまった。
- LPCDで回路ミスが発覚。一箇所GNDに落とし忘れたためWatchdogが働かない。ワイヤーで0Vに落とす修正をすることで解決できる。
- RF PD or QPDでコネクタがはまらない。
- 先っぽに柔らかいケーブルをつける。テンポラリーのケーブルを渡したのでテストしてもらう。ケーブダイレクトのやつは使えないので注意。
- 真空層のフランジにD-SUB9ピンがはまらないのも同じ問題。シェルが落ちるかどうかは要確認。
- Markにネジを返してもらう。
- BSで使っていたLPCD(S1504056)を交換するときに、基板上の電源のコンデンサが焦げていたので交換した。
新規トラブル
- 6/12 TTFSSの1台目EOM出力が張り付いていた。チェックでは特におかしなことはなかった。半田不良箇所らしきものがあったので一応直した。
- PMCサーボを代わりに使おうとすると、カレントリミットでショートしているように見える。研究棟でチェックしても問題ない。
- AELのメンバー3人が入坑しチェック。その際、テーブルにシャーシが触れていたからかもしれないと判断(まだ結論は出ていない)。
- 電流リミットもないように見えた。PMCサーボのEOMパスが張り付いた。18V電源がカレントリミットに達していた。元の電源のカレントリミットを6A上げた。
- 18Vの電圧降下が起きていたので、大元で電圧を上げた。
- HPCDを使おうとして、動かなかった。回路室に持ってくると異常なし。カレントリミットが原因だった。
- MC servoのIN1に入れると上に張り付く。ネジが2つ外れていたが、1セットのみ見つかった。外れないようにスプリングをつけた。一応おかしなところはないように見える。ただし、スイッチの切り替えはしていないので、見えていないだけかもしれない。
- 伝達関数測定時、コヒーレンスが悪くて、HPCDのコイルの出力が小さい。HPCDを交換したら使えるようになった。再び最初動かなかったものに交換したら、結局動いた。サチっていた可能性がある
- Type BpでLVDT回路の中の基板の出力がノイジー。基板を交換することで対応予定。
- Type BでLVDTドライバーが動かない。
- 2017/7/3
- MCサーボに960Hzと961Hzが出た。加算器が原因だとわかってきたが、現在調査中。
- LVDTドライバーのシャーシのネジが3本なめた。
- 「ネジとりインパクト」で解決
5. トラブル対応策
- 何か起こったらまず回路のメンバーに電話する。
- フォーマットを作って、Dropboxに入れる。
- 回路グループのメンバーができるだけ坑内に入る。
- 電源に電流リミット値を書いておく。
- シャーシの電源容量を把握すること。出来ればシャーシにテプラを貼っておく。
6. その他
- 計算機室からの電源ケーブルの先の端子をつけてくれた。(戸村)
- 6/30に業者とスイッチボックスの打ち合わせをした。
- 次回打ち合わせ7月31日(月)午後3時。