19/06/13

昨日の続き,というかやり直し。(元々の幾何学matrixのV3からRollへ寄与する成分の符号が間違っていたため。)

元々の幾何学matrixをもう一度載せると

geophonematrix_original.png

この行列を元に作った対角化行列は以下のようになる。

geophonematrix_diagonalized.png

上の対角化行列を入れた状態で,カップリング率が下がっているかを検証するため,地面振動によるTMSの振動のスペクトルを見る

190628spectrum_seis.png

上が並進方向 (L,T,V)の自由度で見たときのスペクトル,下が回転方向(R,P,Y)の自由度で見たときのスペクトル。REFありが元の幾何学行列で分離した自由度で見たスペクトル,REFなしが対角化した行列で分離した自由度で見たスペクトルである。

要するにここで欲しいのは,REFなし,つまり赤,青,黄緑のスペクトルのピークがそれぞれ1つだけになっていて欲しい。その観点で先ほどの図を見ると,上の並進方向は概ね良さそうに見える。一方で下の回転方向は赤(Roll)が3つ,青(Pitch)が2つのピークを持っているように見える。うーん。困った。

KAGRA/Subgroups/AOS/TMSX_O3/2019-06-13 (last edited 2019-07-04 14:28:12 by kenta.tanaka)