Digital system subgroup meeting on 2012/2/8 16:00- (JST)
出席者: 宮川、上泉、神田、譲原、山本、麻生、端山
1. 今年度予算執行状況
- AA/AI基板は発注した。IO chassisは公開相見積もり、2月末には発注予定。(宮川)
- 最先端に関しては基本的に今年はほぼ終了。上泉さんが発注する回路関係を最先端に入れるかどうかのみペンディング。(宮川)
2. 防振系にStandaloneシステムを導入したことの報告(宮川)
- 資料参照。非常に効率よく制御までたどり着いた。
- ノイズが問題になるのはいつかと防振グループ側に聞いたのだが、まだ当分先になりそう。
- MEDMの画面を作る必要があるが、防振グループにこれを期待するのも酷なので、とりあえずデジタルグループで作る。
3. 内部レビューのアクションアイテムの確認
- LIGOのサポート(LIGOが大きな方向転換をしないかという心配)
- aLIGOもすでに走っているので、これ以降大きな方向転換をする心配はないと思われる。仮にあったとしても、すでに現在考えている物でKAGRAは動くはず。万が一LIGOが方向転換をしサポートが期待できなくなり、致命的な欠陥が見つかったときは自分たちだけで問題を解決しなくてはならないが、このようなことはあまり想定していない。(宮川)
- ソフトのバグ
- バグは全部なくすことは当然出来ないが、KAGRAが重力波を受けることができる程度の性能を出せればよしとする。現在aLIGOではサブシステムに組み込んだ状態でのバグ出しが活発に行われている。我々も時期を見て随時バージョンアップしていく予定。(宮川)
- ソフトとは具体的に何か?(端山)
- 特に特定しない。全般のこと。(宮川)
- ハードの予備(現行品の予備を用意するという話と、将来のアップグレードの心配)
- 機器を揃えるときに予備も含めて発注する。アップグレードは予算も何も確保されていないので、将来にゆだねる。一応現行品でbKAGRAまで対応できる予定。(宮川)
- 太い網線でグランド線を這わせた方がいいのでは?(神田)
- 坑内でグランドきちんと取るのは簡単ではない。岩がきちんとしたグランドにならないから。例えばSKは坑外から引っ張ってきている。KAGRAの場合3km延ばす必要があるので、施設、アナロググループときちんと検討する必要がある。(宮川)
- ケーブルの数が増えると思うので地面に這わせるのはやめた方がいいのでは。(端山、神田)
- 4信号で一本のケーブルもしくは16信号で一本のケーブルになるので、ケーブルの数はチャンネル数より少なくなるはず。恐らく数百本のレベル。天井にレールをつけるか、LIGOのように地面に這わせてカバーをかぶせるかは施設と検討する必要がある。(宮川)
4. 回路の今後の計画(上泉)
- LEMO-D-SUB、LEMO-BNCの変換の基板を製作し、すでにLEMOの方はPre-Isolatorで使われている。現在は基板のみで裸の状態だが、これを19inchラックに収めるための箱をデザインしている。(上泉)
- 箱まで作り終えると上泉さんに一通りの手順を踏んでもらったことになるので、次はもう少し複雑な回路を作ってもらう。最初はVGA, whitening.dewhiteningを含んだインターフェースボックスの雛形。これは来年度初頭からはじめて、出来るだけ早く防振系に提供する。(宮川)
5. 天文台スタンドアロンの進展報告(端山)
- DMTのソースはgdsのソースコードに含まれていて、オプションでコンパイルしないようになっているだけ。
- 現在入っているのは2.15.0だが、最新は2.15.9までいっていて、例えば2.15.4で大きくDMTが変わっている。将来DMTとDTTの整合性が取れるかが心配。
- とりえあず2.15.0をコンパイルし直そうとしているが、エラーで停まっている段階。詳しくはBlog参照。
あと、MEMDがmkコマンドで立ち上げると白抜きになってしまい、何かおかしい。->外部から入れるようにして、宮川がチェック