Digital system subgroup meeting on 2014/1/8 16:00-16:30 (JST)
出席者: 宮川、神田、山本、譲原、横澤、浅野、神谷、上泉、関口
1. LNS現状報告
- 計3台目のRTFE(real time front-end) PCが動いている。3台はIRIG-Bで同期され、カスケード接続されたDolphin RFMスイッチとカスケード接続されたGE RMFスイッチで接続され、リアルタイム信号のやりとりをしている。
- RTFEに関してはほぼKAGRAの最終仕様に近く、後は台数を増やしていくのみである。
- これまで一台で稼働していたサーバを独立したdata concentrator(k1dc0), network data server(k1nds0), frame writer(k1fw0)の3つに分割した。これでLIGOで言う40mクラスからkmのサイト規模のDAQの構築の見通しがついたことになる。具体的には遅延の少ないOpen-MXとMyrinetを通して、3台のRT front-end PCからk1dc0にデータが集まり、ここから10GBでk1nds0とk1fw0に配信される。Storageは現在はk1fw0にローカルに差してあるHDDに保存されているが、これが20TB、及び200TBのStorageに置き換えられる。
- 現在ndsとfwは一台づつだが、冗長性を考えそれぞれ2台づつに増強する。
- dataviewer及びdiagguiからリアルタイムデータ、過去データ共にアクセスできることも確認。
- この状態で、年末、年始と稼働し続けたが少なくとも10日くらいの期間では安定して動くことが分かった。
- GPSアンテナを北部会館屋上に設置。GPSから来ている信号を各ADC, DACは64kHzで、計算機にある最初のADCは1PPSで、各RT FEはIRIG-B信号で時刻を同期できている。
- Data concentratorの時刻同期がうまくいっていない。これは重力波データの時刻を決定するので、十分な精度が必要になると思われる物である。
2. 今後の課題(To do list参照)
- KAGRAのsvnへDGS関連のファイルのアップロードをする。
3. メンバーの確定とタスクの割り振り
- エフォート率を提供してもらい、仕事を分担する。
- メーリングリストのメンバーも一度整理する。
4. LIGOへの情報アクセスについて
- 読めないファイルも、リクエストすれば個別に対応してくれ、KAGRAメンバーのDCCアカウントで読めるようにしてもらえるようである。
5. 現状報告
- VIS
- 天文台の方に移動し、外からアクセスするために固定IPを取得した。VPNはこれからテストする。
- Stanford大を訪問し、Simulinkファイルをもらってきた。相当複雑なようである。
- aLIGOで使われているモデルは上記リンクからサイトの物を取得済。関口君にダウンロード方法を連絡。(宮川)
6. その他
- LIGOのデータ解析のミーティングに神田さんと田越さんが出席している。今週はDetchar, DAQの話が議題になっているので、質問出来る機会がある。何かある場合は、宮川、神田等に連絡。
- Low latencyに関して情報を集める。DMTサーバが必要かどうか?
- aLIGOの2月のE-runとデータ交換をする可能性がある。KAGRA側からはダミーデータを送るようなことだが、いろいろ検討してみるとそんなに簡単な話でもないようである。Frame dataが出ているなら、それを送ってもいいかも。
- 次回は2月5日(水)16時からの予定