KAGRA Backup Systemからファイルの復旧方法
概要
- 手順はWiki記載があるが、extractはディスク全体を書き換えるのに用いるので使用しないこと。
http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/DGS/Projects/Backup
- ファイルの復旧はバックアップディレクトリ・ファイル全体しか戻すことはできない
- 1ファイルのみ、1ディレクトリのみ復旧させることはできないため、Backup全体を展開する必要がある。
- userappsのあるopt全体は160GBあるので展開するにはそれ相当の時間も必要となるので要注意。
- Backupは、毎日(日本時間)1時から4時くらいまでバックアップ作業が行われている。
- バックアップは順次削除される。
- 保存期間は最初の1週間は7日分、以降1週間毎に8週分、1ヶ月毎に36ヶ月分が残されて、それ以外は削除される。
展開方法
SSHにてk1bck0にログイン
$ ssh k1bck0
マウントコマンドでファイルを展開する
$ sudo brog mount /zbackup/{BACKUP_DIR}::{DATE} {MOUNT_DIR}
{BACKUP_DIR}はバックアップの対象
BACKUP_DIR |
backup directory |
opt |
/opt |
root |
/diskless/root |
apps |
/export/apps |
ligo |
/export/ligo |
kagra |
/export/kagra |
users |
/export/users |
{DATE}はファイルの日付 {MOUNT_DIR}はmount先のディレクトリ
例えば、users配下の2022/01/10のファイルを/mnt/optへマウントする場合
$ sudo brog mount /zbackup/users::20220110 /mnt/opt
failed to open fuse device:エラーが表示された場合fuse.koを読み込んでから上記を実行する
$ sudo k1dload -v fuse.ko
注意:上記実行した場合には使用後は必ずumountすること。umountを忘れると以降バックアップされない。
$ sudo brog umount /mnt/opt
バックアップの稼働状況をMEDMから確認することができる。
MEDM:sitemap-[CDS]-[HW Status]-[BACKUP STATUS] Statusがグリーンならばバックアップが動作していたことを示す。 [!log]を押下するとバックアップの一覧が表示されます。
バックアップはcronを使用して次のスクリプトで行なっている。
/root/bin/backup_borg.sh