Real Time Model Development


コンセプト

サスペンションモデル

防振装置の役割に応じて、サスペンションのRTモデルを2つに分ける。

Towerモデル

Payloadモデル

ファイル

ライブラリモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/common)

サスペンションモデル (/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1)

RTM Status

2021/03/11 updated

optic

Tower

Payload

Memo

ETMX

PI

CRY

#15611, #15641, #15672

ETMY

PI

CRY

#15611, #15641, #15662,#15669

ITMX

PI

CRY

#15611, #15641, #15675

ITMY

PI

CRY

#16217

BS

TYPEB_MASTER/
TYPEB_TOP_MASTER_shutdown

TYPEB_MASTER/
TYPEB_PAYLOAD_shutdown

[3]

SRM

PI

PAY

#15632, #15641, #15660

SR2

PI

PAY

#15632, #15641, #15937

SR3

PI

PAY

#15632, #15938

PRM

PI

PAY

#15632 ,#15636 ,#15641 ,#15652 ,#15659

PR2

PI

PAY

#15632, #15636, #15641, #15677, #15938

PR3

PI

TYPEBP_MASTER/
TYPEBPMASTER_PAY

[5],#15636, #15641

MCE

---

IMC

完了

MCO

---

IMC

完了

IMMT1

---

IMC

完了

IMMT2

---

IMC

完了

OMMT1

---

OMC

完了

OMMT2

---

OMC

完了

OSTM

---

OMC

完了

TMSX

VIS_TMS_LIB/TMS_VIS

---

[4,6]

TMSX

VIS_TMS_LIB/TMS_VIS

---

[6]

モデル編集

作業の流れ

1.mdl、Foton、DAQファイルを一旦バックアップ

 $ userapps
 /opt/rtcds/userapps/release
 $ cd vis/common/models または cd vis/k1/models
 編集するモデルファイルのコピーを作成しておく(編集前の比較用)
 $ chans
 /opt/rtcds/kamioka/k1/chans
  K1VISxxx.txt : Foton File
 $ cd daq/
 /opt/rtcds/kamioka/k1/daq
 K1VISxxx.ini : DAQ File

2.MATLAB(mdlファイル)の編集

 Terminalを開き
 $ matlab &

新規モデルの場合は、DCU ID、CPUを他のモデルと重複しない番号に変更

3.ビルド前の確認

 [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
 サスペンションはSAFEにすること。
 SDFが0であること。
 GDSがオールグリーンであること。

3.RealTimeModelのPCへログイン、make ,make install,startを行う

 [sitemap]-[CDS]-[CDS]でPC名を確認
 $ ssh k1xx (ex.k1EX1)
 ビルドフォルダへ移動
 $ cdscode
 make実行
 $ make k1visXXX
 install実行
 $ make install-k1visXXX
 モデルの再起動
 $ startk1visXXX

 モデルが起動したら次の作業を行う。

4.SDFの設定

 [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
 CHANS NOT FOUND がある場合:[SDF RESTORE SCREEN]-[LOAD TABLE]を押す 
 CHANS NOT INITがある場合:[MON]([ACCEST]を含む)にして、[CONFIRM]を押す

5.Trippe Monitorが赤の場合

  [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]
   - [Trippe]-[WD],[DK]を押す
 押しても緑にならない場合は、WDに引っ掛かっている為、対象のEPICSチャンネルの閾値等へ値を設定する必要があると思われます。

6.GDSが赤の場合

  [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]-[GDS]
  [IPC]が赤
   [Diag Reset]を押す
  [DAQ LOAD]に差分がある場合は押す。
  [DC]
    -[Status]が0x2000の場合はDAQの再起動を行う
    -[Status]が0xbadの場合、
    [CDS]-[DAQ Status]-[!mx_stream]を押す
   
  [AWG]が赤の場合
   [sitemap]-[CDS]-[CDS]のCFCの隣の黄土色のボタンから[Admin only]-[start awgtpan]を押す
  [CFC]が赤(黄)色の場合
   DAQされているチャンネルがモデルにない時に発生します。
   例えば、モデルのインストール(make XXXとmake installXXX)まで完了して、再起動(startXXX)せずにDAQを再起動すると発生します。
   この場合は、モデルの再起動(startXXX)のみを行えば改善します。

7.Fotonファイルの編集とロード

モデルを2つに分割する場合は別途手順が必要

 [sitemap]-[VIS]-[VIS_OVERVIEW]-[SDF]
 元のモデルのsafe.snapファイルをsafeold.snapにリネーム
 新規モデルで
 1.[SDF SAVE SCREEN]-[FILE OPTIONS SELECTION]を[SAVE AS]にして[SAVE AS FILENAME]へ[safe]にする
 2.[SDF RESTORE SCREEN]からsafe.snapを[LOAD TABLE]
 3.NOT INITは全て[MON]-[CONFIRM]
 4.safeold.snapを[LOAD TABLE]
 5.[SETTING]-[REVERT]-[CONFIRM]
 6.safe.snapを選択[LOAD TABLE]
 7.全て[ACCEPT]-[CONFIRM]

 Fotonファイルの整合性の確認
 $ foton
 Fileから対象のK1VISxxx.txtを選択
 [File]ボタンを赤くなったら編集が必要、色が変わらなければ作業不要
 赤の場合はFotonファイルをテキストエディタで開き、新、旧のモデルファイルで同じ意味を持つフィルタは名称の変更を、該当しない場合は削除する。
 $ emacs K1VISxxx.txt
 赤で無くなるまで続ける。

8.[sitemap]-[CDS]-[CDS}からGDSを開き[COEFF LOAD]を押す

9.新規モデル、またはモデル削除の際は、DAQへの登録、削除が必要

 /opt/rtcds/kamioka/k1/target/fb へ移動
 $ target
 $ cd fb
 masterファイルを編集
 $ emacs master
 /opt/rtcds/kamioka/k1/chans/daq/K1XXX.ini
 /opt/rtcds/kamioka/k1/target/gds/param/tpchn_xxx.par
 の2行セットで編集すること。不要になっても削除せず#にてコメントアウトにしておく。(他の人が見てわかるように) 

10.Fotonファイルを/opt/rtcds/userapps/release/vis/k1/fotonfilesへコピー

11.不必要なファイルを削除

トラブルシュート

ビルドエラー

IPCx component (3) K1:xxx not found in IPCx parameter file /opt/rtcds/kamioka/k1/chans/ipc/K1.ipc

 モデル間でSHMEMが共通の場合、参照先をビルドするとエラーになります。その場合2回makeをする必要になるケースがあります。エラーになった場合再度makeすると改善します。
 相互参照している場合、4回ビルドが必要になるかもしれません。
 ex.
 k1visitmytとk1bisitmypの2つのモジュールがあり、K1:VIS-ITMY_ISC_MN_OUTがPayloadに定義されていてそれをTower側で使おうとして先にTowerをビルドすると次のエラーが発生します。これはK1.ipcにまだ定義がない為発生するのでこれを避けるためには、PayloadをビルドしてからTowerをビルドします。
 ### IPCx component (3) K1:VIS-ITMY_ISC_MN_OUT not found in IPCx parameter file /opt/rtcds/kamioka/k1/chans/ipc/K1.ipc
 ***ERROR: The following IPCx RECIVER module(s) not found in the file /opt/rtcds/kamioka/k1/chans/ipc/K1.ipc:
   K1:VIS-ITMYP_ISC_MN_OUT
 ***ERROR: Aborting (this code can only automatically and IPCx SENDER modules)

 $ make k1visXXXt
  エラーが出る
 $ make k1visXXXp
 もう一度makeをする
 $ make k1visXXXt

Faild to perse the MDL file merging referrences at SystemXX.

1つのファイルの中で名称が被ると発生します。
例えばPAYLOAD_MASTERでMN,IMとか単純な名称をつけてCRYO_PAYLOAD_MASTERの中でMN,IMをLibrary linkで名称を変更せずに使用するとSystemMNとかSystemIMのエラーが発生します。
Library linkする場合、元の名称は_(アンダースコア)なしの長めの名称にして、使用時に名称を変更することが必要です。

ERROR: IPCx type mis-match for IPCx component K1:xxx IRFM0 : IRFM0 vs. IRFM1

このエラーはcdsIPCx_RFMが使用されているが、参照元の定義がない場合に出ます。
参照元の名前がある場合は、参照先で参照元で定義されたcard番号等が記述を間違っている可能性があるので確認してみる。
分からなければ参照元をコピーして再度参照先に貼り付けると直ります。

Couln’t find a signal XXX in the bus

Available signals:YYY1,YYY2

XXXにあるYYY1,YYY2が見つからない。
例えばADC Selectorなどで名前を変更忘れなど???とか表示されている場合に発生するエラーです。
該当する名称の見直し、またはつけ直しをすることで解消できます。

Part XXX needs a single MUX input, detected Filt

cdsMuxMatrixとcdsFiltやラベルで繋げようとすると発生します。
cdsMuxMatrixの両端にMux, Demuxを配置して接続すると解消します。

その他

DAQの増減があった場合は、DAQの再起動(DAQ Kill)を行う必要があるが、[DAQ_KILL]のまま[RUN_TEST]に復帰しない場合の復帰手順

 [sitemap]-[CDS]-[DAQ Status]-[SYS_DAQ]を押下
 [RUN_TESTS]になっている状態から[DAQ_KILL]を選択
 その際、OPが[EXEC]になっていなければ先に[EXEC]に変更
 
 上記[DAQ_KILL]状態で止まっていて、[SPM DIFFS]がある場合は、次の手順で[DAQ_KILL]を行う必要があります。
 特にDAQチャンネルを削除した場合に発生します。
 OP:[EXEC]→[STOP]に変更、[LOAD]を押す、[all]を押して、[MANUAL]に変更して[RUN_TESTS]にする。
 [RUN_TESTS]になったら[AUTO]に戻して、[STEP]から[EXEC]に変更する。
 ここで[DAQ_KILL]を選択。
 (RUN_TESTにならない、DAQが0xbadのままならば[!mx_stream]を押してみる。)

RealTimeModelのPCが落ちた場合の復旧方法

この手順で試して良いのはDolphinを使わないRFMとかのモデルのみ。Dolphinを使うPCの場合は、坑内で作業して再起動する必要があります。
nslookupでIPを見つける
ex. $ nslookup k1ey1 とか
このIPアドレスを使いブラウザでアクセスしてみる。その際のIPアドレスは次のように3番目を99にする
ex. 10.68.10.221 ならば10.68.99.221にしてブラウザで表示
ユーザー名、パスワードはCDSへ問い合わせ
Resetを押してみる。
あとは祈る。起動しなければ構内作業へ。