LCGT Collaboration Meeting 議事録
2010年 2月 15日(月曜) 14:00-15:00
出席者:
- [ICRR] 中谷・黒田・三代木・石塚・森脇・鈴木・斎藤(芳)・高橋(竜),
- [NAOJ] 辰巳・西田,
- [阪市大] 神田,
- [京大] 安東,
- [Skype] 山本(博)・新井・宮川・内山・麻生.
アクションアイテム:
- 次回,PLUS の報告を,各コーディネータが行う.
議事:
- 概算要求 (黒田)
- 2月 9日に東大の大学委員会でヒアリングがあった.
- ICRR からは LCGT の他に Xmass の小規模予算の要求があった.
- ICRR 以外では,海洋研と新領域で柏に大型水槽を作る予算など.
- LCGT が突出して額が大きい.テクニカルな質問はなかった.
- 3月末までに点数がつけられ,文科省に提出する予定.
- 大学委員会とは別に東大の財務課から事務を経由して、物品の明細について求められたので,冊子に記載の見積りを元に作成して提出したまた、文科省学術機関課から事務を経由して若手研究者の数,国際的な競争力についてコメントを求められたので,所長経由で回答した.
- 概算要求用のパンフレット冊子「大型低温重力波望遠鏡 (LCGT) 計画」が刷り上がったので,欲しい人は部数を黒田まで連絡してほしい.
- 低温 (鈴木)
- 超高真空対応クライオスタットの検討を続けている.
- CLIK と KEK の装置を使ってエミッタンスの見積をする予定.
- 防振 (高橋)
- 前回の防振ミーティングは 11月で,そこでおおまかな構造を決めた.
- 次に光学系とすり合わせながら制御の構成を詰める予定.
- 剛体モデルの計算に必要なツールをそろえたので、細かいモデリングに進む予定.現在の実働要員は高橋一人.
- 制御 (宮川)
- 引き続き CLIO のデジタル制御系を構築中.
- 前回報告した問題は解決.
- 麻生氏が神岡に来てアラインメント関係の作業をしている.
- 3月の交流会でデジタルの報告をする予定.
- 解析 (神田)
- ホワイトペーパー作成を継続中.
- 学会までにミーティングを開く予定.
- TAMA (辰巳)
- 今年度は CLIO の感度向上が最優先ということで主に CLIO 関連の
- 作業をしている.一つは散乱光対策,他には 100m信号伝送の
- ホワイトニングフィルタの作成.
- TAMA では RSE のための変調周波数の多重化を作業中.
- 現在の実働要員は辰巳・高橋の二人.
- CLIO (内山・三代木)
- 低温感度が常温感度にへばりついている.目標まであと 3dB.
- 工事のため土日しか感度を見ることができない.
- LIGO (山本)
- Virgo weekがあった。stable cavityにするかしないか議論があり、複数個の鏡を一つの懸架系に吊さなければならない可能性や、真空槽内が混みすぎる問題が絡んでいるので意見が分かれている。
- Virgo+は7月から運転再開する予定。45Mpcが目標、期間は未定。
- 黒田「鏡の大きさは?」
- 山本「テストマス直径35cm, BS直径55cm.」
- Caltech 40m (新井)
- 現在 Upgrade を率いている.うまくいけば半年後に運転できるように計画を立てている.Ad.LIGO の長さ信号の取得スキーム,グリーン
レーザーによる補助ロック等を試験する.
- 40m の実験の LCGT への還元を求めるなら LCGT 側でのアクションが必要.
- 5年後のかたち
- 中谷「大橋氏からの報告書が届いたが,RSE は5年目では入れないという結論が出ていた.経緯は?」
- 安東「入れないという結論ではなく,入れられれば入れるという意図になっているはず」
中谷「RSE は最後の二年でぶっつけ本番で入れるのか,他の干渉計でR&D をするのか,方針を持っておきたい.」
安東「LCGT 本体で R&D をしないという方針を守りたいが,5年後のかたちの作業部会では具体的な方法までは踏み込んでいない.
RSE の R&D の手法が今後の論点として残っていると考えるべき」
- 宮川「PLUS の資料に RSE の進め方に記述があるので参照を」
- 安東「作業部会で提案されていたガントチャートには RSE の進め方が入っていたが,部会の結論には明記されていない.次の段階で議論する必要がある.」
- 中谷「その作業は別途相談したいのでよろしく」
- 黒田「RSE に関連して,TAMA の科研費はいつまで?」
- 辰巳「2011年度まで」
- 来年度からのコラボレーションミーティングの提案 (黒田)
- 梶田所長から,TV会議ではなく,顔を合わせる会議が必要ではないかという提案が出ている.
- SK の研究集会のような 3日連続の会議をするという提案もある.
- 3日連続のものをやるとすると,9月か 10月と考えている.
- 宮川「LSC の半年一回の報告会のようなものにできると非常によいと思う」
- 次回 3月 1日
- 東大 ECC の MCU を用いる.TV会議接続希望があれば事前に
- IP アドレスを黒田まで.
- PLUS の現状報告は次回の予定.