LCGT Collaboration Meeting 議事録 (案) 2010年 7月 20日(月曜) 14:00-17:00 出席者: [ICRR] 中谷・梶田・黒田・三代木・宮川・斎藤(芳)・高橋(竜)・ 森脇・大前・麻生, [京大] 中村・安東, [神岡] 内山・大石・斎藤(陽), [大阪市大] 神田, [Skype,EVO] 山本(博)・河邉・新井・長野・佐藤・田越・我妻・森・ 阿久津・和泉・端山・川村・藤本. 決定事項: - 今回の会議で提案された作業分担組織図に沿って当面の設計・ スケジューリングを行う.以前の組織図にあったコーディネータは廃止する. - 入射光学系で作成予定であった第一モードクリーナー (MC1) を廃止し, プレモードクリーナー (PMC) 二段構成を使用するデザインに変更する. アクションアイテム: - 今回提案された作業分担組織図でサブグループのリーダーになっている人は, 2週間後を締切りとして,タスクリスト・スケジュール・予算の案を サポートチームに提出する. - 今回提案された作業分担組織図は今年度発注に絡む緊急作業用であり, データ解析・理論グループ等が抜けているので,これらを編入した標準の 新組織図をマネジメントグループが作成する. - LCGT コラボレーションメンバーリストと author list の方針を, 次回の会議でマネジメントグループが提示する. - 8月最初の鏡基材発注交渉に間に合うよう,鏡の形状に関するパラメータを 決めるため,LCGT-ISC メーリングリスト内で議論する. 議事: - マネジメントグループからの報告 (宮川) 別紙参照: [http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=133] サポートチームが 4名から 6名になった. 会議の形態の再確認,3年後の 3km 干渉計の概要,スケジュール関連 等. - 組織図と予算配分 (黒田) 前項別紙資料の p.7, p.13. Q.「出力光は入射光学系グループで対応?」=> yes. Q.「PD は入射光学系が電子回路グループか?」=> 後で調整したい. 常温運転可能な低温用 SAS の試作機を初年度に一台作る. レーザー光源は 2系統作れる予算を計上. 光学設計チームを立ち上げ,レビューする部署を設ける. 競争参加資格の資料を LCGT Wiki に上げたので,担当者は確認して欲しい. 仕様策定委員会を作る必要がある. 「真空系の発注は委員の資格・発注から納品完了まで一年以上かかる等, 確認が必要な事項があるので,事務との協議が必要」 テクニカルアドバイザー,従来の坪野氏・藤本氏に加え, 安東氏・川村氏を加え 4名とする. コーディネータは廃止. 「データ解析と理論がないのは?低温も独立グループとしては なくなっているが?」 「この図は作業分担図なので,TAMA でやっていた運営委員会の ようなものの復活を含めて LCGT 総合の組織図を別に作りたい」 「運営委員会のようなものでは、解析・理論や低温の作業や研究を すすめるものにはならない」 「LIGO の LSC に相当するものがあればいいのでは?」 「企画支援チームとテクニカルアドバイザーの違いは?」 「企画支援チームはマネジメントの手足となって実務を行い, テクニカルアドバイザーは全体的な技術・理論のアドバイスを行う」 - 光学系設計 (麻生) 前項資料 p.8. 「BS 直径は 40cm を考えているが,ITM 直径の sqrt(2)倍でよい?」 「aLIGOのITM径は34cmでBS径は37cmであるが,これは小さすぎてロスが 大きく色々な問題が起こっている. AdVirgoはITM径が35cmでBS径は50cmで,これは十分大きくBSによるロスは無い.」 「鏡の形状に関するパラメータは 8月最初の交渉に間に合うよう決める. 曲率半径についてはもうすこし先でよい.」 - MC1 から PMC への変更 (大前) 前項資料 p.9-10. 「PMC を 2台直列というデザインだが,効果は積で効く?」=> yes 「PMC のロックは?」=> PDH信号取得用に位相変調器を入れる予定. 「完全に同じ長さなのものを 2台つないだ例を示し,MC1 より性能の悪化は ないことが確認できたが,実際同じ長さにするかどうかはさらに検討する.」 - 防振 (高橋) 前項資料 p.11. 低周波防振は最初から導入するが,3年目では固定して機能させない予定. 最終 Type-B SAS のところで,3年目では Stack+Type-B payload にする予定. - その他とタスク配分 (宮川) 前項資料 p.12-13. 設計用 CAD を揃えたほうがよいことは分かっているが,推奨できるものが 見つからない. 各サブグループリーダーは p.13 にあげた作業をして報告して欲しい. 「期限はどうする?」=> 厳しいことは承知だが 2週間後に設計したい. 「真空パイプの減径をするかどうかの影響が大きい.」 「直径 1000 を 800 にしても,納期と予算はそれほど変わらない. ビームレベルが変わると設計変更が大変なので早めに決めてほしい」 「ICD は現在最終形しかないが,3年後の版の ICD を新設したい」 - 低温 (斎藤) 別紙資料: [http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=136] クライオスタットの作業用に天井を高くしておく必要がある. 物資搬入のために特に跡津側のトンネルも太くした方がいい可能性がある. 鉱山法と高圧ガス保安法の対応について注意. - ミラーとレーザー (三尾 代読:宮川) 別紙資料: [http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/LCGT/Meeting/weekly/20100720?action=AttachFile&do=view&target=2010-0720-mio.ppt] 石英 AGC, サファイヤ CSI で交渉中. Q.「3年後の 10W のレーザーは,具体的にはどのような構成?」 A.「三菱の 100W レーザーを基本としたものを作り,実機で石英鏡の吸収・ 熱効果を見ながらパワーを絞って使用する予定.」 「サファイヤワイヤの代替としてゲルマニウムとシリコンのワイヤを 問い合わせ中.」 - 自由討論 中村氏より,科研費の方針について確認があった. JGWC を 8月に開く予定. 科研費をどのような方針で進めるか方針を知らせてほしい. 河邉氏より,LCGT のデジタルシステムについて確認があった. 「デジタル系の議論がすすんでおらず,間に合わない可能性が高い.」 「いま CLIO での LIGO のデジタルシステムをレーザー等の各サブシステムに 分配することになる.」 安東氏より RSE ロードマップ会議の方針について確認があった. 明日(7月21日)ミーティングを開くのでよろしくお願いしたい旨. 神田氏より,コラボレーションリストのメンバーの方針について確認があった. 「TAMA では 2年の研究経験があれば authors list に入れた.」 A.「次回案を作って提示したい (黒田)」 中谷氏より,R&D の項目について確認があった. お金がなくて動けなかった部分が動けるようになったので, R&D の項目を見直す必要があるのでは? 「ローカルセンサ等,懸架まわりでたくさんある」 「項目を整理してもらいたい」 「項目は PLUS 作業部会で集めたものが現在も有効」 「3年後はふつうのセンサで大丈夫だが,低温で動く加速度計が 見通しが立っていない」 - 次回 8月 2日 (Mon) 14:00-15:00