選択式デチューンについて
宗宮の提案(09/06/03)
>DRSEの実験はいくつか行なわれてきましたが、オフセットを加える
>チューナブルDetuneはまだ固定鏡を用いた実験でしかデモンストレート
>されてません。GEOもオフセットを用いてはいません。
>
>また、この制御法はls信号を下げるため、ループ雑音の増加が懸念されます。
>
>この2点がネックとなり、DRSEにするなら固定デチューン、ということに
>なると、DRSE自体をやめようという意見も出るかと思います。
>
>そこで、私が提案したいのは、PMを可変と固定の選択式にしておくという
>プランです。鏡の位置を変えずに変調周波数の変更のみで対応するためには、
>以下の条件がつきます。
>
>(1) fAとfBはMCのFSRだけ離れている
>(2) fAを中性子連星もしくはBRSEに最適化するようにアシンメトリ長
> とPR-SRC長を決める
>(3) fBは(2)で決められた長さに対応してアシンメトリαとデチューンφが
> 決められる;fAのαがls最大化(固定デチューン)条件を満たし、
> fBのαはls最大ではない一方でダイナミックレンジが広がったものとなる
>
>実はこの話の中で我々が選べるものはMCの長さだけです。MCが短いと、
>fBの中心動作点が変なところになったり、ダイナミックレンジが広すぎたり
>狭すぎたりするので、調整する必要があります。