MIF&VIS Meeting 議事録
日時:2011年5月18日(水) 13:00~16:30
場所:EVO and 本郷(理1号館604)
出席者: 麻生、道村、高橋、関口、陳、我妻、安東、宮川、宗宮、廣瀬、阿久津
報告とA/Iについて。
報告など
- 報告その1: ASC report(道村)
SUS groupから与えられた振り子の伝達関数をもとに、 g-factorによるpitch、yawのふるまいの違いや、 その制御系の設計、およびDARMへのそれらのノイズのcouplingなどを計算した (iLCGT、bLCGTともに)。 ※ASCの設計手順については細かいので発表省略。発表資料を各自精査(p.15,16 あたり)してください。
g-factorについては、前はneg, posどっちでもいいということを言っていたが それは間違い(麻生)。=> neg-gにするとoptical springの制御については楽になる模様
輻射圧のsoftモードでunstableになる影響がある=> どう制御するのかのトポロジーをより詳細に考える必要あり。
QPDをどのように支持するのか(QPDの地面振動の影響)などについては未考慮。 しかし、重要ではある。むしろこちらの解析結果をもってQPDの防振に対する requirementとするとか?
計算は、iLCGTについてもbLCGTについても、 ASportのショットノイズは「よい」と仮定して行なっている。 たとえば光の高次モードの寄与が考えられていない(これはadvLIGOでも同 様?)。腕のoffsetなど、アンバランス(or インバランス)の影響による ショットnoise増加などもまだ未考慮。
p.46,47,48など、bLCGTについて SR3の影響が異常におおきくなっていることなどについてはまだ検討中。 おそらく計算上のミスか?
mechanical resoで1Hzこえるようなピークについては、 できれば放っておきたい。これを制御で潰そうとすると、ローカルセンサー だろうがWFSだろうが観測帯域でDARMを汚してしまう可能性が高い。 RMSを決めている低周波(0.5Hz周辺)の共振だけを潰せれば良いのではないか。 その場合、上の方のステージでローカルセンサーを用いたダンピングを行うのが先決。 WFSはDCのドリフト補償のみを行う。
- 報告その2: PRC folding(我妻)
真空槽ごと移動できるようにしたい(+/-28cmオーダー)。可能か? => 動かせそう(回答: 高橋)
PRMをのせた光学定盤ごと吊る案 => VIRGOでやっていたようだが、ちょっとむずかしそう(回答: 高橋)
A/I
- MIFのA/I
- g-factorのneg/posのトレードオフについて、星取り表をまとめる(麻生)
- 引き続き、輻射圧softモードの制御方法について詳細検討を行なう(道村)
- SUSのA/I(後述)になっている振り子の伝達関数をもらって、今回の道村手法について、より詳細な検討をおこなう。(道村)
- bLCGTについても同様。ただし、bLCGTの懸架系は不確定要素が多すぎるので、まずは0次近似として古いサスペンションモデルを使う(関口、道村)
- TAMAのかつての実測データ(suspensionの特性や光学特性g-factorなど)をもらって、今回の道村手法の正当性などの確認を行なう。(道村)
- SUS(+MIF)のA/I(高橋さん、適宜割り振ってください)
- ローカルダンピングをonにしたiLCGT用振り子の伝達関数を計算し、道村氏にわたす。(bLCGTの方についても簡単な伝達関数を用意する)
- 移動しやすいSRMやPRMの吊り方、設置の仕方の案を検討する。参考: SRCの防振要求値 1e-17m/rtHz @ 10Hz(PRMはもっとゆるいのでSRMで代表させた。)