朝入坑してまずおこなう作業
ゲートバルブ
ゲートバルブ計7個が開いているか確認(MC後、In-line Pickoff後、In-line Near後、In-line End手前、Per-line Pickoff後、Per-line Near後、Per-line End手前)
- (注)必ず圧力計をチェックし、「1.0e-4」になっていることを確認してから開ける。(正確には圧力差がないことを確認する。したがって各場所のゲートバルブを開けるときには、その場所から近い2点の圧力計をチェックする。)
- MC後:MMT の中間のみ
- In-line Pickoff後:MMT の中間と In-line Near クリーンブース内
- In-line Near後:In-line Near クリーンブース内と In-line arm 中央
- In-line End手前:In-line arm 中央と In-line End クリーンブース内
- Per-line Pickoff後:MMTの中間とPer-line Near クリーンブース内
- Per-line Near後:Per-line Near クリーンブース内と Per-line arm 中央
- Per-line End手前:Per-line arm 中央と Per-line End クリーンブース内
MC
- 以下の作業をする間に、もう一人いたらそのひとがMC alignmentをとっておく、一人のときはarmのalignmentをとるまえまでに自分でMC alignmentをとっておく。
- MCは基本的にOutとEndの2つのミラーで反射光量が最小になるようにアラインメントを取る。Inは動かさない。(本来は入射ビームが動いていて、MCの振り子が動いていないので、入射ビームのアラインメントを取るのが正しいのだが、WFSが整備されていないので、MCの振り子でアラインメントを取るのはあくまで暫定的な措置である)
- visibility は10%程度(ベストは7%)になるはずである。
- MCのアラインメントが終わったら、MCロック用のPCの下にあるPicoを動かしてPDのセンタリングを行う。(Driver のスイッチを6に回し、PDの値が最大になるようにA: Pitch、B: Yaw を動かす。終わったらスイッチを5に戻す)
- MCのPDのセンタリングが終わったら、SM1のアラインメントをMMT1 BackのQPDでセンターになるようにとり、次にMMT1のアラインメントをMMT2 backのQPDでセンターになるように取る。(全体的に)PitchからYawへのカップリングがひどいので最初にPitchから合わせると楽である。
In-arm 1
- In-arm中間に行き、ターボポンプと腕をつないでいるゲートバルブを閉める(黒い直径5cmくらいのノブをくるくる時計回りに回す、きちっと最後まで閉める)
- ターボポンプの回転を止めるために灰色のSTOPボタンを押す、電源は切らない
- ロータリーポンプの電源スイッチを切る(正面下の中央)
- In-arm endに行き、ターゲットをおろす、その際紫のテープの矢印を株の印にあわせる。
Per-arm 1
- Per-arm中間に行き2つあるターボポンプと腕をつないでいるゲートバルブをそれぞれ閉める(長さ20cmくらいのノブ、根元につまみがあるのでそれを引っ張っりながらノブを上から見て反時計回りにひねる。かちっと音がするまでひねる)
- 2つのターボポンプの回転を止めるために赤いSTOPボタンを押す、電源は切らない
- 2つのロータリーポンプの電源スイッチを切る(裏の左の方にある)
- Per-arm endに行き、ターゲット板をおろす、その際紫のテープの矢印を株の印にあわせる。
In-arm 2
- In-arm alignment
- In-NearをPitchにミスアライン(velocityは100くらい)して、ターゲット板の穴から外す(入射光と重ならなくなるまでずらす)
- MMT2をアラインして光を穴の中心に通す
- Endのターゲット板を(黒い回転板全体が赤いマジックの上のラインを過ぎるところまで)上げ、Nearのターゲット板をおろす(スイッチを「下」に切り替える)
- Endをアラインして光をNearのターゲット板の穴の中心に通す
- Nearもここでアラインしてしまうが、Nearのターゲット板でできないようなら再びEndのターゲット板に切り替える
- 回転数が落ちてlevitationという状態になっていることを確認し、ターボポンプの電源を切る(裏の右の方にあるスイッチ)
- Nearターゲット板を上げる(スイッチを「上」に切り替える)
Per-arm 2
- Per-arm alignment
- Per-Nearをミスアラインして、ターゲット板の穴から外す(入射光と重ならなくなるまでずらす)
- BSをアラインして光を穴の中心に通す
- Endのターゲット板を上げ、Nearのターゲット板をおろす(紫のテープの矢印を株の印にあわせる)
- Endをアラインして光をNearのターゲット板の穴の中心に通す
- Nearもここでアラインしてしまうが、Nearのターゲット板でできないようなら再びEndのターゲット板に切り替える
- 回転数が落ちてlevitationという状態になっていることを確認し、ターボポンプの電源を切る(裏の右の方にあるスイッチ)
- Nearターゲット板を上げる
片付け
- ターボポンプがたまに動作不良を起こすため、夜間は両腕ともPickoff後のゲートバルブを閉じる
- MC後のゲートバルブも閉める
- 両腕とも、ターボ、ローターリーをオンにする。特にターボは回転数が十分上がってNormalになっていることを確認してからゲートバルブを開ける。