RCGモデルのAutoBuildスクリプトの説明です。
autobuild.py
Buildターゲットを記載したファイルを読み込ませて、sshでRCGモデルをビルドするFE(FrontEnd)にログインしてmake,make install,startを行う手順を自動化したスクリプトです。
make, make installは最大FE5台まで並列でBuildを行います。(NFSの帯域の都合5台とした)
startは順番に1台ずつ起動を行います。(当初は並列で5台まで同時に行っていたが、問題が発生した際に対処しやすいように1台とした)
またSDF差分が0の場合は、restart_{iop,slave}_model.shを用いて高速再起動を行います。
使い方
$ cd /opt/rtcds/userapps/release/vis/common/scripts/autobuild buildlist.txtを参考に[BuildTarget.txt]を作成します。 # cp buildlist.txt [BuildTarget.txt] [BuildTarget.txt]は、適当なファイル名を付けてください。 $ emacs [BuildTarget.txt] ファイルを参考に実行するコマンドを#削除してください。 $ ./autobuild.py [BuildTarget.txt]
autobuildgui.py
TkinterでGUI化してautobuild.pyで使用するBuildターゲットを記載したファイルを作成、ビルド実行などを行う開発支援ツールです。
使い方
$ cd /opt/rtcds/userapps/release/vis/common/scripts/autobuild $ ./autobuildgui.py
画面
Build手順
1. [Build Target]からビルドしたいモデルをチェックします。
2. [Build]から[make],[make install-],[start]を選択します。
3. [Execute]を押下すると、実行する[build_guiout.txt]が表示されて、[Start build]ポップアップ画面が表示されます。
4. [Yes]を選択すると、[build_guiout.txt]の表示が消えて./autobuild.pyへ[build_guiout.txt]を渡してBuildが開始されます。
- [No]を選択すると、[build_guiout.txt]の表示が消えて、Buildはキャンセルされます。
Other
次のコマンドも実行前に実行するか確認のポップアップが表示されます。
[SDF:LOAD TABLE]を選択すると、[Build Target]でチェックされているモデルのSDFが[NOT FOUND](K1:FEC-xxx_SDF_DROP_CNT>0)があれば、[SDF RESTORE SCREEN]-[LOAD TABLE]を実行します。
[VIS] WD & DAC kill reset]を選択すると、[Build Target]でチェックされているモデルのWD DAC kill resetを実行します。ただし、MASTER SwitchがONの時は実行しません。OFFの時のみ実行します。
[Update Web Viewer]を選択すると、[Build Target]でチェックされているモデルの更新シェルスクリプト(バッチファイル)を作成して実行します。