メモ
ダンピングフィルターを入れた時と、入れていない時についてLVDTとGeophoneでスペクトルを測定した(2018年9月8日)。 GeophoneにはGeophone自身の周波数特性を補正するfilterと、DCで発散することを防ぐためのDC cutoff filiterとを入れて測定した。 cutoffの周波数は0.1 Hzとしてある。 この場合、出てくる信号は速度に対応する。 変位に変換しなかったのは、変位に変換するフィルターを入れたところデジタル上で信号が発散してしまう現象がみられたため。 そこで、速度でスペクトルをとって、(角)周波数で割って変位に変換してプロットしなおした。
ダンピング無しの場合
- まず、LVDTについてはセンサーの対角化を行っている。一方でGeophoneについてはLVDTで行ったような共振のピークからカップリング率を求めて…といった対角化を行っていない。そのため、LVDTと一部で振舞いが異なる。例えば、GeophoneのL,Tでは0.95 Hz程度にピークがあるが、LVDTのL,Tではピークがなくなっている。これはR,Pからのカップリングの影響と考えられる。
- Geophoneの信号を信じると、共振以上の周波数では大体4次で落ちている。これはきちんと防振性能が出ていることを表している。
- GeophoneのVでは高周波に行くにつれてきれいに落ちている。一方でL,Tではbounceしている。このbounceはYにもみられる。2018年7月23日に測定した生のスペクトルを見てみると、GeophoneのH2だけにbounceがみられる。
- LVDTとGeophoneとでcoherenceを取っていなかった。あとでデータを取ってきて測れないか?
ダンピングありの場合
- ダンピングをいれると、Geophoneの高周波でのスペクトルの落ちが緩やかになってしまっている。この辺でGainをもってしまっているから?
- Geophoneの低周波での振舞いはこれでオッケーか?
問題点
- 高周波でGeophoneのスペクトルがflatになってしまう。これはcoil actuatorによるもの?解決策としては十分に距離を離すか、off-axisにするか。
- LVDTで測定したスペクトルに3 Hzあたりにbumpがある(L,T方向)。
- コイルアクチュエータからLVDTの各自由度までの伝達関数を測定している。この結果を後でまとめる。